歴史文化学科の山本博也です。専門は日本中世史です。
いま、このブログを書いています。といっても、実際には
文字を「書いて」いるのではなくて、パソコンのキーボード
を打っています。いや、「打つ」というほど慣れていなくて、
キーボードを「押して」いるぐらいでしょうか。
それにしても便利ですね。仮名で入力すれば感じに変換
してくれますし、おっと、しかし気をつけないといけないで
すね。漢字に変換してくれるとはいっても、出来上がりが
へんな漢字になることがありますのでね。
しかし間違った場合、直すのもパソコンだと簡単です。私
が学生のときは卒業論文も当然手書きでしたから、書き
間違うと、その原稿用紙は最初から書き直しになりますか
らたいへんです。神、もとえ紙です、紙が貴重だった時代、
少し書き間違えてもそのままにしておいたから、異体字が
たくさんできたのかなあ。
今やパソコンやケイタイメールの反乱、もとえ氾濫によって、
文字は「書く」ものではなくなりつつある時代、「文字を書く」
ことが世界文化遺産になる日も遠くないかも知れません。