7月13日はOGと在学生、そして教員の交流イベント「歴文サロン」が開催されます。そのときに世田谷歴史散歩を企画しているのですが、そのコース選定を仰せつかっている松田は今日下見にいってきました。
で、一人で下見にいくのは淋しいので、歴文1年生を誘ってみたところ、5名が「いきます!」といってくれました。みんな「レポートがぁ、レポートがぁ」「テスト勉強がぁ、テスト勉強がぁ」とたいへんな時期なのですが、結局歴史好きなんですね。嬉しい限りです。
今日はそんな世田谷歴史散歩(下見)のお話しです。
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歴史散歩に誘ってくれるのはご存じ世田谷線。
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まずは世田谷代官屋敷・世田谷資料館を訪れました。
江戸時代世田谷近辺は彦根・井伊家の世田谷領(2300石)となっており、代官屋敷はその代官をつとめた大場家の代官所です。建物が現存しており、とても貴重な建築物であります。併設されている世田谷区立郷土資料館はそれほど大きな資料館ではないのですが、展示物を前に語りながらみなさんじっくりと見て回りました。野毛大塚古墳関連の展示などもあり、小泉先生がいらっしゃれば解説聞けたのになぁとか、世田谷の地形関連の展示もあり、田畑先生がいらっしゃればなぁというところもありましたが、みなさん満足なようでした。参加した学生のなかには、「基礎ゼミの報告準備のために最近来たばかりで、すでに2度目の来訪です」という方がいらして、さすが歴文生だなぁと思いました。
郷土資料館には幕末から明治にかけて生きた大場美佐さんの日記も残されており、変動期を女性がしるした日記として貴重な史料となっております。
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次に訪れたのは代官屋敷の裏手に位置する実相院。
かつては世田谷の中心地に位置した実相院。境内には石柱が林立しており、一風変わったたたずまいをしています。
高橋是清の髭のお墓があるはずなのですが、うっかりしていて見逃してしまいました。本番では忘れないようにご案内しないと!
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そして15分ほど歩いて世田谷線の線路を渡り、世田谷城址公園へ。
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さらに5分ほど歩いて豪徳寺へ。彦根の井伊家・菩提のお寺です。豪徳寺と言えばなんといっても招き猫。井伊家と猫というのは因縁があり、井伊家つながりで「まねきねこ」を奉納することで著名なお寺です。
どんな様子かって?
どどん!
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圧巻ですなぁ~~!
井伊家歴代のお墓のなかには、井伊直弼のお墓もあり、その側近くには、桜田門外の変で殉難した八士を悼む碑もひっそりと立っています。
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豪徳寺とあわせて訪れたいのが、井伊直弼のライバル吉田松陰を祀った松陰神社であります。豪徳寺から小さな谷を挟んで反対側には、長州藩の土地があった場所で、そこに松陰が祀られているのです。伊藤博文や桂太郎など錚々たる面々の名が刻まれた石灯籠を是非見て貰いたかったのですが、ここでタイムアップ。松陰神社についたときにはすでに門が閉められており、中に入ることはできませんでした。残念。
それにしても・・・
歴史を足でめぐるのはやはり楽しいですね!
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この記事を見て、実際に見てみたいなぁと思ったあなた!7月13日15時に研究館5階ロビーにいらして頂ければ、「歴文サロン」に参加できます。飛び入り参加も大歓迎ですので、是非いらして下さいな。
以上、松田忍がお伝えいたしました。