望秀学寮も最終日(11月2日)。
学寮では卓話・講話というものがあります。朝の集いや食事のあとなどに、学生や教員がなにかテーマのあるお話をして、それを全員で聞くという時間です。最終日の朝の講話は野口先生(日本近世史)でした。ちょっと耳を傾けてみましょうか。
「今回の学寮は内定者懇談会やプレゼンテーション大会など先輩の話を聞くという機会が多かったと思います。つまり年上の人だね。年上の人の話を聞くということはとても大事だよ。特にみなさんにとって一番身近な年上は御両親だよね。大学生になって、もうお父さんとは口も利かなくなったという人もいるかもしれませんが、それはもったいないと思うんです。みなさんのお父さんというのは、それぞれのお勤め先で中核となって会社を引っ張っていく年代ですよね。これからさき皆さんは進路を決めたり、就職活動をしていくわけですが、いま社会でどんな人が求められているのかを一番よくご存じなのが、お父さんだと思いますよ。嫌がらずに、大人同士の関係をつくって、「私ってどうみえてる?」ということを聞いてみると一番いいアドバイスが受けられると思いますよ」(文責:松田)
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構内の大掃除をしたあと、閉寮式を終え、退寮します。
お天気に恵まれた学寮研修でしたが、学寮を出発してバスに乗り込む頃には、雨が降りだしました。行事が全て済むまではぎりぎり持ってくれたという感じですね。
往路に立ち寄ったときは、あれだけ晴れていた海ほたるもこのとおり・・・。
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長いようで短い学寮研修。終わってみると、ほのかに淋しかったりするものです。
参加した学生のみなさま、良い思い出はできたでしょうか、良い経験は積めたでしょうか。
帰ってきて最初のクラス会をやってみて思ったことは、クラスメート同士の距離がどことなく近くなったかなということでした。同じ部屋、同じ委員、同じプレゼングループなどで、人間関係がシャッフルされるのが学寮です。そこで新しい人間関係がたくさん生まれたのを今回も感じました。
ということで、2013年度望秀学寮、成功だったのではないでしょうか。
さぁ、まだまだ後期は続きます。頑張って学問を研鑽してまいりましょう!!
(松田忍)