こんにちは、昭和女子大学で、日本近現代史を担当いたしております松田忍です。
昭和女子大学・歴史文化学科へ合格なさった受験生のみなさま、おめでとうございます!!
数ある大学のなかから昭和女子大学をご受験くださいまして、誠にありがとうございます。
まだ受験日程が続くという方は体調に気をつけて、最後まで乗り切ってくださいね!!
推薦ではなく一般入試を選択された受験生のみなさまは、志望校も多く、全ての大学のオープンキャンパスを回ることは難しかったのではないでしょうか。また複数大学から合格を勝ち取った方は、どちらに進学するか、とても迷ってらっしゃるということもあるかもしれません。。
歴文ブログでは、そうした「迷える受験生」に向けてのお役立ちメッセージを座談系形式で発信していきたいと思います。題して「ネットでオープンキャンパス!~昭和女子の歴文ってどんな学科?~」。別に歴文のいいところだけを強調するわけではありません。なぜなら私立大学っていうのはそれぞれ建学の精神というものをもっていて、校風がはっきりしています。間違って入学してしまって、後悔させたりはしたくありませんから!
「生の歴文の姿について雑談して、その雑談内容を受験生に向けて発信したいんだけど、協力よろしく!」と学生たちに声をかけたところ、2年生5名が集まってくれました。話題は多岐にわたるので、何回かにわけてお伝えしていきます。
小野寺先生(西洋史担当)の研究室で、松田と5名の歴文生が話しあい、それに小野寺先生が適宜茶々をいれるというスタイルで進行していく予定です!
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昭和の授業は週6日?
松田:みんなお昼休みの時間を使って集まってくれてありがとう。
D:いまお腹なりました笑
松田:笑 お弁当食べながらでも良いよ。受験生の皆さんに「生の歴文」を伝えていこうという趣旨の座談会です。最初の話題、まずはネット上には、昭和女子大学にまつわる様々な噂が流れているから、その真偽(?)を判定していこうか。さっそく真面目なところから。「昭和女子大学は授業が厳しく、週6日授業がある」という話がネット上にあったんだけど?
A:週何回大学に来るかは人によるよねぇ。
松田:だよねぇ。大学は高校までとは違って、自分が履修したい科目を埋めて、自分で時間割を作っていくから、人によるよね。
小野寺:でも1年生は週6の学生が多いんだから、そのあたりは正確な情報流した方がいいよ。
松田:歴文の1年生については、かなりの人数が履修する第二外国語の授業がたまたま土曜日にあるから週6になっちゃいがちかな。こないだ紹介した1年生のYさんがそのパターンだね。ちなみにみんなは今学期は週何日授業?
A:私は週6日。
E:私も週6日。
C:私は週5日です。
D:私も週5日です。
A:必修の授業とか外国語科目は1限(9:00~10:30)とか5限(16:30~18:00)にあったり、土曜日にあったりすることが多いからたいへん!あれなんとかならないんですか?
松田:うーん、大学側も相当苦労しているんだよね。平日(月~金)の2限(10:40~12:10)、3限(13:10~14:40)、4限(14:50~16:20)はゴールデンタイムっぽくたくさんの授業が開講されているから、多くの学生が履修することが予定されている必修授業を重ねてしまうと、「取りたい授業があるのに、必修とかぶさっていて取れない!」という事態になりがち。それは嫌でしょ?
ALL:まぁ、それは分かるんだけどねぇ。
松田:みんなが週5とか週6なわけではないよね。こないだ歴文ブログでも紹介したけど、君らと同じ学年のHさんは週4だよね。
A:資格を取ってないと週3とか週4も可能ではあるよね。でも、資格を取ってると、資格を取るために必要な授業があるから、どうしても来る回数は多くなるよね。ただ、資格取得に必要な科目数はどの大学でも同じだから、昭和女子だけが取り立てて厳しいってことはないんじゃないかな。私は家が遠いから、往復3時間かけて1コマだけ大学に来るのは時間がもったいないから、その前後もいれちゃおうみたいな感じで、ついつい授業数が増えちゃう。
E:そうそう。それと単位を取り損ねて、3年生、4年生になってから慌てたくないから、早めに取っているっていうのもあるよね。このままのペースでいくと3年生、4年生は週何回くらい来ることになるんですか?
松田:現実的にどうなっているかという話をすると、3年生はともかく4年生は資格なしの人なら週1、2回、資格ありなら週2、3回の人が多いんじゃないか。1,2年で目一杯授業をいれて自分の首を絞めて、3,4年は時間割がゆるゆるになっている状況は、教員側でも改善してほしいと思っているんだよね。本当は1年から4年まで満遍なく授業を履修して、無理なく一つ一つの授業を大切にして勉強を進めていってほしいからね。満遍なく履修するなら1年のときから、週5日で時間割組めるんじゃないか?週4日にするのは難しいかもしれないけど。 ただなぁ、、、卒業を考えると単位を大学生活の前半で取っておいて早く安心したいという、みなさんの気持ちも分かるからねぇ。教員としては胃の痛いところです。
B:そういえば、私は2年の後期にボストンキャンパスに半期留学したときに、他の学科の学生とたくさん話したんだけど、他学科と較べて、歴文生の時間割の自由度が高いことには驚いたよ。
松田:もちろん歴文にも必修はあるんだけど、1年前期を除くと、各学期に1~2コマだから、かなり自由に授業は取れるよね。他学科の授業も含めて。
B:ある学科は1年次、2年次に必修が多くて、一般教養をほとんど取れないのは大変だなぁと思いました。
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出欠が厳しい?
松田:次に「昭和女子大学は出欠が厳しい」という噂について。
A:確かにほぼ全ての授業で出欠をとるし、15回の授業のうち、4回を超えて欠席すると即その授業の単位を落とすってのは事実だよね。
B:ただ他の大学が具体的にどうなのかっていうのは知らないし、昭和がとりわけ厳しいかどうかってのはなんとも。まぁ、高校からの延長で授業にはでるのが当たり前だという感覚なら、苦ではないかな。
E:別に単位が取れれば授業にでなくてもいいやっていう人には昭和は向いてないのかも。歴史のことが好きで勉強したいと思って入学しているから、せっかくのチャンスなのに、出席しないともったいないと思う。
松田:我々の学生時代を考えると、耳が痛い発言がでました。ねっ!!小野寺先生っっ!!
小野寺:なんで僕に振るんですかっっ!
ALL:(笑)
松田:ま、それは冗談として。いや、冗談じゃない部分もあるんだけど笑 でもやっぱさ、1回休むとその次の回の授業に出席しても理解することが難しくなると思うんだ。だって教員サイドとしては15回なら15回の授業で、一歩ずつ理解度を上げていくように組み立てているからね。休んだうえで「この先生の授業はわからない」なんていわれると相当つらい、というかカチンと来る。そういう意味で真面目に出席してくれる歴文の学生はとてもありがたいと思うよ。
E:歴文に関しては、少人数で先生との距離がすごく近いから、しばらく休んでいると、先生が「最近どうや~」なんて声かけて下さるよね。
松田:でた!「最近どうや~」。ついつい知ってる学生とすれ違うと言っちゃうな笑
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さて真面目な話からスタートした座談会どんな展開を見せていきますか!?