比較女性史論ゼミ(伊勢・鳥羽) [2016年10月07日(金)]

こんにちは。比較女性史論ゼミの担当教員掛川典子です。9月19日~21日まで伊勢・鳥羽に4年生11名と一緒に出かけてきました。
20日に台風16号上陸という状況の中でのゼミ旅行でした。そのため、初日から見学順路を予定変更しました。

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お伊勢参りはお蔭参り、抜け参りとも言われてきて、まずは外宮から、というので、伊勢市駅から伊勢神宮外宮に向かいました。2枚目は正宮正面で、奥は撮影禁止です。外宮では、神餞を毎日朝夕用意し、お供えしているということです。ずっと繰り返し、黙々と守られ続けている、ということにすごさを感じました。昨年遷宮されたばかりですので、どの建物も真新しく美しいたたずまいでした。古殿地と呼ばれる古い社殿の敷地跡が更地になり白砂が敷き詰められています。4枚目は古殿地を挟んで橫から正宮奥を見たところです。あっけないほど簡素で淡泊でな印象です。外宮の域内のどの社殿も遷宮されたばかりで、隣接して立て替え用の敷地を確保してあることが驚きでした。

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翌日は午前中、台風が接近するなかを伊勢神宮内宮を訪問しました。すごい暴風雨なわけですが、結構見学者が多かったです。本来五十鈴川で禊ぎするところを増水で危険なため、立ち入り禁止となっていて、普通に手水舎を使用させていただきました。神楽殿のところでしばし雨宿り。4枚目は伊勢サミットで各国首脳が並んで撮影していた正宮前の階段です。この正宮も奥は撮影禁止です。至る所に榊が飾られていて目立つので、特別な期間なのかどうか、宮司さんにお尋ねしたところ、いつもの通りで十日毎にすべての榊を取り替えていると言うことです。神宮のお山に榊を植えており、それを用いているのだそうです。膨大な量の榊です。淡々と形式を伝承する日本人らしいすごい精神だと思いました。五十鈴川を渡って戻りました。この日は前日鳥羽駅の観光案内所で教えて頂いて、お得な一日乗車券を購入し、下の写真のような見間違う可能性のない目立つ「きゃんバス」と呼ばれるバスを利用しました。ほとんど歩かず神宮と鳥羽を行き来できました。

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午後は台風上陸が報じられていましたので、鳥羽水族館のみ見学しました。この春生まれたイルカの赤ちゃんが母イルカについて泳いでいましたし、日本ではここでしか見られないジュゴンに対面しました。とても優しい雰囲気の大きな雌のジュゴンでした。このときは中高年のご婦人方に特に人気でした。台風のため水族館は4時で閉館でしたが、皆さん楽しんでいた様子です。

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これは鳥羽のホテルの窓からのオーシャン・ビューです。台風の過ぎた後土砂で濁った河の水が鳥羽湾に流れ込み色が変わっていました。左手手前で写っていないのですが、御木本幸吉の始めた養殖真珠で有名な真珠島があります。

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ホテルの食事は朝夕豪華なバイキングでした。新鮮な海や料理やおいしいデザートが並び、テーブルを3つ連ねて楽しくいただきました。最後の写真は、翌朝の二見浦。二見興玉神社の石の鳥居から見た夫婦岩です。年に数日天気の良い日には、ちょうど綱の間に富士山が見えるそうです。帰路に近鉄の斎宮駅を通過しました。現在は斎王歴史博物館も建ち、「斎王まつり」も行われているそうですが、斎王宮跡は何もない寂しいところであるとしみじみ思いました。古代以来の東アジアの巫女やシャーマンという存在について、あるいはキリスト教文化のなかでは魔女とされて否定された存在について、考えを巡らせながら帰りました。