映画「マルクス・エンゲルス」学生支援プログラムの募集 [2018年04月28日(土)]

西洋史の山本です。こんにちは。

今日からゴールデンウイークが本格的に始まりますが、みなさんのご予定ではいかがですか?

私は本日公開の映画「マルクス・エンゲルス」(岩波ホール)を観てきました。「カール・マルクス」の名前は、高校世界史の授業などで聞いたことがあると思います。「一つの妖怪がヨーロッパを徘徊している。共産主義の妖怪が」という冒頭で有名な『共産党宣言』や、マルクスの死後、友人のフリードリヒ・エンゲルスの尽力により完結した『資本論』等の著作で知られる、19世紀を代表する学者ですね。

マルクスの学問は経済学のみならず、歴史学にも大きな影響を与えてきました。彼が41歳の時に記した『経済学批判』にある「唯物史観による発展段階説」は、20世紀半ばまで我が国の(日本史を含む)歴史学のあり方を規定してきたといえます。私も学生の頃、マルクスをがんばって読みました(途中で挫折しましたが…)。

さて、この映画は、若きマルクス(今年はマルクス生誕200年にあたります)がエンゲルスとパリで出会い、妻たちの助けを得つつ、全ヨーロッパに広がる共産主義活動を始めるまでが描かれています。西暦では1843年から1848年までで、産業革命がヨーロッパ中に普及し、労働者(プロレタリア)が過酷な労働環境に置かれていた時代です。1848年には、フランスで労働者による革命(「二月革命」)が起こります。マルクスの上記の著作が、どのような時代や社会を前提として生まれたものなのかを知るため、非常に良い映画だと感じました(他にも語りたいことは沢山あるのですが、ネタバレになるので控えておきます)。

ところで、岩波ホールでは若者向けのプログラムとして、この映画「マルクス・エンゲルス」の団体観賞を募集しています。通常1500円のチケットが、なんと800円となります(ただし、団体観賞に限定。個人観賞では各日の最終回が学割1200円となり、お得です)。興味がある学生は、必要事項(学籍番号、氏名、希望の日時と時間 ←「金曜の夜」等)を記入の上、山本までご連絡ください(n-yamamoto☆swu.ac.jp ← ☆はアットマークに変える)。締切は5月15日です。予定を調整の上、指定の日に観賞となります。

学生のみなさんは、ふるって応募してみてください(西洋史でなくても結構です)。

映画「マルクス・エンゲルス」公式サイト → http://www.hark3.com/marx/

岩波ホール「学生支援プログラム」のページ → https://www.iwanami-hall.com/topics/news/1725