8月1日から3日にかけて行われた、夏季集中講義「伝統芸能実習」2日目の様子をお伝えします。
1日目の午後に考えたシナリオをもとに、下中座の方々に振りをつけていただき、練習に励みます。人形の動きだけでなく、シナリオの内容についてもご指導をいただきました。
2日目を終えて、学生のコメントを紹介します!
たしかに、人形の動きや首のかしげ方一つで人間よりも人間らしいというのに納得した。また、人間には出せない美しさや色気を出せるのではないかと思った。(Fさん)
中でも印象に残ったのは「芝居でどう自分が演じるかスタンスを確立するように」といった、普段から芝居ならではの表現を模索している立場ならではの意見であった。(Kさん)
今回の授業では、持続して姿勢を正すことや動作をするときの息を合わせる行為の難しさを昨日よりも実感しました。そして、人形が主役だということを意識して私たちが引き立てないといけないんだとよりはっきり理解しました。(Dさん)
自分たちの伝えたい本質をどう訴えるか、その表現の難しさを身に染みて感じた。(Sさん)
台本づくりや、演技の一つ一つに下中座の方々がどれだけ考えて時間をかけてきたかが感じられた。文化を継承していくことの素晴らしさと大変さが少しわかった気がした。(Nさん)
今日は絡みをメインに人形を動かしたので、相手側とタイミングを合わせるのがむずかしかったです。実習の終わりに先生方が人形を実際に動かしてくれたのですが、動きが自然で、人形が本当に生きているようでした。(Aさん)