こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。
多くの施設が閉館となり、社会活動の自粛が広がる昨今でありますが、一方でネットを活用した情報発信や在宅勤務など新しい動きもでています。
さて、そのなかで最近驚いた記事が、小学館版『少年少女 日本の歴史』全24巻が2020年4月12日まで無料でネット公開されたことです。
(こちらのサイトから電子版をみることができます。)
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出版社にとって書籍のコンテンツはなによりも貴重な財産でありますから、無料公開は非常に大きな決断であったと思われます。
小学生や中学生のご兄弟やお知り合いがいらっしゃる方は是非この機会に、この情報を伝えて上げて下さい。「コロナウイルスの時に、『少年少女 日本の歴史』を読んで、歴史が好きになった!」なんていう子どもたちが増えることを期待します。
歴史認識は最初から決まりきったものとしてあるわけではなく、「鷹の眼」でみるような大きな歴史と「蟻の眼」でみるような小さな歴史を何度も行き来して、知って、理解して、考えながら鍛え上げられていきます。そしてその往復を繰り返すうちに、現代を見る眼も養われてくるかと思います。その最初の「鷹の眼」として、「まんが」からはいること、大いにありだと思います!