歴文教員活動紹介①三原 ー青森大学の櫛引素夫先生にzoomでインタビュー!ー [2021年08月03日(火)]

歴文教員の活動紹介です。

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こんにちは!歴文4年の関口です。

7/16(金)に、青森大学の櫛引素夫先生に「三内丸山遺跡」をテーマに、zoomにて1時間お話をうかがいました!

参加したのは地理ゼミの7名(4年4名、3年3名)です!

三内丸山遺跡、歴文の皆様はもちろん…ご存じですね!

青森県の特別史跡・三内丸山遺跡は、日本最大級の縄文集落跡です。今から約5900年前~4200年前の縄文時代の集落跡で、長期間にわたって定住生活が営まれていました。発掘調査によって当時の自然環境や生活、ムラの様子などの解明が進められています。

実は、この三内丸山遺跡を中心とした17遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、今年世界文化遺産への登録が勧告されているのです。世界中から注目が集まる中、三内丸山遺跡センター運営協議会の委員でいらっしゃる櫛引先生に地元の方目線で遺跡の魅力や課題点をお話いただきました。

わたしは卒業論文で「北海道・北東北の縄文遺跡群」の三内丸山遺跡の登録運動を取り上げる予定です。そのため、改めて遺跡の歴史を丁寧に追うことと、考古学の知識をいかにわかりやすく伝えることができるかという課題を発見することができました。

例えば青森県・秋田県・岩手県の「北東北」の行政の関わりです。櫛引先生の考えでは、3県の行政の交流が深くなったことが、遺跡群の世界遺産推薦を目指す下地になっていた、といいます。このような行政の枠組みを丁寧に紐解いていくことで、新たな視点が見えてきます。

また、遠い存在に感じる縄文の人々の暮らし・文化が現代社会に通じることは何だろうか?という点を考えてみることです。モノカルチャー化されたサイクル=弥生時代と表現し、現代の日本に必要な視点は「脱弥生」という表現をなさっていました。食べられるものはなんでも食べてトライ&エラーを繰り返す、「勝てないけれど負けない生き方」をしていたと想像される縄文人から、学ぶことは多いのではないか……。そんな良い切り口となるヒントを櫛引先生からいただけて、非常に有意義な時間となりました。

4年生の卒業論文のテーマである「観光」「食文化」「道の駅」に対してもアドバイスをいただき、あっという間に1時間は過ぎてしまいました。

早朝のお忙しい時間に、大変貴重なお話をありがとうございました!

さて、地理ゼミの4年生は、少しずつ現地調査に赴いたり調査対象者に依頼状を送ったりと、オンラインを活用して工夫して活動しております。

いよいよ最後の夏休み、本腰いれて頑張ります!

写真:櫛引素夫先生(青森県からzoomでお話いただきました)