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卒業論文発表会とご挨拶 [2018年02月21日(水)]

歴文教員の掛川典子です。2月16日(金)の午後に本年度歴文の卒論発表会が行われました。

本学歴史文化学科の魅力のひとつは間違いなく学生が学べる分野の多様性にあります。卒論発表会ではそれぞれのゼミから代表者が出て、PowerPointとレジュメと『卒論概要集』を用いて4年生のみならず1年生からの全ての歴文生に向けて、自分の卒論の内容を報告します。さすがに4年生になると発表も堂々と立派で、分かり易く工夫が凝らされ、大変興味深い内容が伝えられます。歴文は先生方の専攻分野が多岐にわたり、分野が異なると方法論も異なるので、1年に一度こうして他の研究分野のゼミ生の発表を聞けるのは本当に面白く楽しみです。若い方は感性が鋭くかつ柔軟で、ご自分自身のテーマとして選んだものが、実は時代の最先端の意識を反映していることがわかり、感心させられます。斬新なテーマを設定し、緻密な先行研究・文献・資料の整理、地道なフィールドワーク、インタビュー調査や現地の聞き取りなど、たくさんの方々の協力も得て、論文へと集大成させました。歴文生は誠実で堅実で思いやりがあり、人柄がとても良いので、現地調査ではいつも歓迎されてきました。1年生に入学してきたときの事なども思い出しつつ、こうして成長した姿を実感できて、感無量でした。卒論としては群を抜いて優秀な論文が続きました。大学院に進まれる方も就職される方もおり、進路は様々ですが、是非問題意識を持ち続け、研究を続行してほしいと願っています。個人的には「冥婚」の日中韓の比較研究に最も興味を引かれました。時間がたっても癒やされない残された者の心が、この科学の発達した現代においてすら死者の冥婚を望むのでしょうが、理屈では割り切れない人間の心の複雑さと文化・社会の交差する地点に思いをはせました。

写真は終了後のものです。本年度をもって歴文を退職する教職員4名がご挨拶申し上げ、花束をいただきました。掛川は本学に勤務して32年になりました。たくさんの良い出会いがあり、優しい学生と同僚に恵まれ、思い出もいっぱいです。幸せな充実した時間を有難うございました。

 

掛川 典子先生、田畑 久夫先生 最終授業の日程をお知らせします [2018年01月15日(月)]

今年度をもってご退職される掛川 典子先生と田畑 久夫先生の最終講義を以下の日程で公開いたします。

卒業生のみなさま、ぜひ最終講義にお越しください。

掛川 典子先生の最終講義
◆日時:2月1日(木) 10:40~12:10
◆場所:7号館 4階 4S02教室
◆科目:キリスト教文化史

田畑 久夫先生最終講義
◆日時:1月22日(月) 14:50~16:20
◆場所: 7号館 7階 7L04教室
◆科目:人文地理学概論

 

世田谷歴史散歩(Bコース)開催しました! [2017年06月04日(日)]

こんにちは松田忍です。

6月3日は世田谷歴史散歩Bコースを回りました。参加者はなんと29名!土曜日の昼下がりに大学の正門前に集合!

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先週は天気もぐずついて、雨になったらどうしようと心配していたのですが、この日は気持ちの良い初夏の晴れ空。簡単に自己紹介したあとに往来の邪魔にならないように整列して出発します。

あっ、掛川先生も一緒に引率して下さいました!!本当にありがとうございます!

今日の散歩コースは松陰神社→世田谷区役所→世田谷城跡→豪徳寺→世田谷区立郷土資料館を順番に回るコースです。世田谷線沿線の幕末歴史散歩としては王道中の王道のコースですね! ・ まず最初にいったのは松陰神社です。 昨年は修理中だった松下村塾(レプリカ)もきれいに建て直されていました。

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境内に建ち並ぶ灯籠には松陰先生のことを偲ぶ長州藩の有名人の名前がずらりと並びます!下の写真は曾禰荒助が建てた灯籠の写真ですね。松田が開講している近現代日本史料解読では、今年は桂太郎と井上馨の往復書簡を検討しているのですが、そこに登場する「今ホットな人物」が曾禰さんです。受講生のみなさんは「曾禰さんだ~」と盛りあがってました笑

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その他にもこんな人々が光の加減で見にくいけど読めるかな?学生の撮影です。これだけ撮るとか渋すぎるだろ笑

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そして松陰先生のお墓(中央)。

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松陰神社の隣には桂太郎のお墓もあります。なんかちょっと工事中でしたね。整備されて公開されるのでしょうか?来年どうなっているか楽しみです。

近代文化研究所の勉強会で世田谷区庁舎建て替え問題について勉強してからは、必ず世田谷散歩に組み込むことにしている世田谷区庁舎および世田谷区区民会館です。前川國男の設計によるモダニズム建築であり、戦後の民主主義の形が建築で表現されている重要な文化財です。もちろん現在も使われています。現代的な意味における効率性では「老朽化」しているのかもしれませんが、モダニズムもまた建築史の重要な一端を担っているわけであり、立派な文化財だと思うんですよね。戦前のモノ、前近代のモノだけが重要なのではなくて、いままさに使われているモノを次世代にどのように伝えていく、あるいは生かしていくのかも私たちの課題だと思います。

世田谷歴史散歩Aコースで見学した都営八幡山アパートなども、高度成長の風景を現在に伝えているわけで、失われるのは惜しい、しかしながら街も新陳代謝せねばならず、悩ましいところですね。

ところで、前川國男は、みなさんがこれから深くお世話になる(ハズの)国立国会図書館の新館を設計した人でもありますよ。区庁舎と国会図書館の建物、どこか似通った「イズム」を感じませんか??

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この2枚の写真も学生が撮影してくれた写真です。ちゃんと松田が話したことに応じて、こうして写真を撮ってくれるのがとても嬉しいです。

そして世田谷城跡を経て、豪徳寺へ。彦根藩の井伊家の菩提寺であります。井伊直弼の墓もありますよ~。

門前の松並木は本当に綺麗だよね~!

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新緑のもと記念撮影!

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下に挙げた写真は「桜田殉難八士」の碑です。私は豪徳寺には毎年訪れているのですが、いついっても豪徳寺や井伊家の歴史について解説して下さる方がいらっしゃいます。もちろん毎年違う方です。地元の歴史を愛する方によって、郷土の歴史が語り継がれているんだなぁと思います。それこそが文化なんだと思うんだよね。今年はこの碑の前で、桜田門外の変の実相を本当に面白く丁寧に教えていただきました。ありがとうございます!

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あと豪徳寺と言えば招き猫ですよね。しかし、年々増えていってません??新規の棚が増えていました笑

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とてもかわいいミニ招き猫たち。

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解説する松田(撮影してくれたOさん、ありがとう!)。背景に写っている三重塔にも猫がたくさんいるんですよ!是非探してみて下さい。

散歩参加者の皆さんの様子!参加学生からは、「今まで話せなかったクラスメイトと話すことが出来て良かった!」との声も何人かから聞くことができました!世田谷歴史散歩の一番の目的は「懇親」ですから、企画した甲斐がありました。嬉しいです! 20170603-DSC0607620170603-DSC0608420170603-DSC06087

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アイス成分を補給しつつ、世田谷散歩の最後の訪問地は代官屋敷、世田谷区立郷土資料館。最後はしっかりと世田谷の歴史について勉強いたしました。

みなさんお互いに気遣いながら楽しく散歩してくださいまして、本当に良かったと思います。松田もとても楽しかったです!このコースを回るのはもう7~8回目になるのですが、やっぱり回る学生たちが違うと毎回違う雰囲気になるのが面白いですね。

世田谷歴史散歩も2013年に最初に開催して以来、今年で5年目になります。毎年いろいろなコースを開拓してきました。来年はどこにしましょうかねぇ。五島美術館を組み込んだコースとか、長谷川町子美術館なども面白そうですね。歴文にはそうした地域の見どころに詳しい先生がたくさんいらっしゃるので、いろいろな先生と相談しながら、コースを開発したいと思っております。

受験生のみなさま、もしあなたが歴史好きならば、この昭和女子大歴史文化学科に来れば、仲間が一杯見つかりますよ!6月18日はオープンキャンパスが予定されています。是非一度足をお運び下さいませ!

おまけ……

世田谷歴史散歩のあとはお店を借り切って、みんなでトンカツを食べました!アフターのおしゃべりもとても楽しかったですよ~

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望秀学寮に行ってきました [2016年10月28日(金)]

歴文3年のクラスアドヴァイザーの掛川典子です。1年生と3年生合同の学寮研修のため、千葉県館山にある望秀学寮に行ってきました。KJ法によるディベートのことはもう記事にされていますから、今回はもっと気楽に主に3年生の行動に合わせて、写真をたくさんご紹介しましょう。10月の学寮はいわばハロウィン学寮です。寮内のあちこちに、学寮の職員の方々が学生のために楽しい飾り付けの工夫をしてくださっています。労作も季節毎に内容が異なり、初体験のことも多いです。今回は落花生の収穫が新鮮でした。みみずに飛んで逃げ回る学生さんも、トカゲをつかめる学生さんもいて・・・。山盛りの落花生に皆さん笑顔でした。

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野外研修では安房文化遺産フォーラムの皆様に、丁寧なご案内を頂き、大変お世話になりました。座学による事前学習も含め、館山という土地の地理、歴史、文化などを驚きを持って理解する良い機会になりました。上の写真は赤山地下壕跡です。見たこともないすばらしい褶曲や断層が見られました。新生代第三紀の地層です。海の底だったのですね。戦争遺跡ということも忘れそうなぐらい美しかったです。

下の写真は米良の青木繁「海の幸」記念館(小谷家住居)の庭のブロンズレリーフです。日韓5カ所に建てられたそうです。金木犀の大樹の前に同じく金木犀の苗木が植樹されており、NPO法人青木繁「海の幸」会理事長でいらっしゃる、昨年のノーベル医学・生理学賞受賞者大村智先生の「美は人を養う」という詞が添えられていました。個人的な事ですが私は青木繁の絵は昔から大好きで、金木犀の木も大好きですので、とても嬉しかったです。米良崎神社では、神社の建つずっと以前の時代に、春分や夏至を知るために祀られていた「岩座」の説明をしていただきました。古代では世界中で、季節を知ることがいかに大切であったか、思い巡らせました。鳥居の間から晴れていれば富士山が見えます。神社では青い石棒を展示してくれておりました。昨年相談を受け、考古学の山本暉久先生が貴重な石棒であることをお伝えしたものです。最後に、「海の幸」記念碑の建つ段丘の上から米良の海を見渡しました。青木繁と福田たねが愛した海岸です。今回は福田たねの自画像に初めて接することができたのですが、ちょうど私たちの学生と同じぐらいの、若く美しい女性がこちらを見つめていました。

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望秀学寮追記 [2015年11月10日(火)]

3年生のクラス・アドヴァイザーの掛川です。望秀学寮の野外研修中心に写真をお届けします。

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初日に那古寺まで避難経路確認にでかけて、周辺散策しました。さらに那古寺裏山の展望台まで上りました。そこまで一緒に仲良く上った1・3年生と展望台から見た館山湾です。好天に恵まれて気持ちのよい眺望でした。望秀学寮もはっきりわかりました。皆さんも那古寺まで行ったら、もう少し頑張って展望台まで登ることをおすすめします。

 

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2日目に3年生は戦争遺跡見学をしました。NPO安房文化遺跡フォーラムの代表愛沢伸雄さんと事務局長の池田恵美子さんからまず1時間半座学で、館山周辺の遺跡の講義を受けました。熱意が伝わってくる大変充実した授業でした。その後赤山地下壕跡をNPOのボランティアの方々にご案内いただきました。このように全員ヘルメットで見学です。NPOの方の案内無しには入れません。地下壕の中は見たことも無いような見事な地層です。断層の後もくっきり。さらに1945年9月3日に米占領軍本隊が初上陸した地点で説明を受けました。館山では4日間直接軍政が惹かれたそうです。この話と上陸時の米軍の記録写真は初めて見聞きしたものです。館山湾は、元禄地震(1907)と関東大震災(1923)のおりの隆起面がはっきりわかる海岸段丘になっています。

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その後、青木繁が滞在して「海の幸」を描くきっかけになった布良の小谷家と布良崎神社でお話を伺い、「青木繁海の幸ゆかりの地」記念モニュメントを訪れました。布良崎神社の二つの鳥居の間に晴れていればちょうど富士山が見えるそうです。大島の影がうっすら浮かび、モニュメントのところから見る太平洋はおおらかに膨らんで感じられました。青木繁と福田たねが見たわだつみです。ちなみに、たねさんの産んだ青木の息子が音楽家の福田欄童で「笛吹童子」を作ったそうです。「ひゃらーりひゃらりこ・・・」なつかしい!!ノーベル医学生理学賞受賞が決まった大村智さんは、「NPO法人青木繁『海の幸』会」の理事長で、小谷家住宅保存会にも積極的に関わってくれていることを現小谷家当主小谷福哲さんからお聞きしました。

資生堂創業者の福原有信や渋沢栄一との関係や「新婦人協会」や「かにた婦人の村」の従軍慰安婦まで、とにかく盛りだくさんのゆかりの人物が登場し、驚きいっぱいの野外研修でした。自然に癒やされつつ、勉強になりました。NPOの皆様本当に有り難うございました

今回の学寮は10月末ということで、ハロウィンの飾りつけがいっぱいなされておりました。夜も小さいランタンがテーブルにともされていたり・・・食堂のピアノの上にもカボチャ頭が鎮座しておりました。翌日からはクリスマスの飾り付けにかわるそうです。学寮の職員の皆様有り難うございました。学寮クラス委員の皆さんも連日ご苦労様でした。学生の皆さんの成長が実感できて、達成感と充実感のある楽しい

学寮でした。

 

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東明学林4年生学寮研修の記(2) [2015年09月30日(水)]

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歴文の掛川典子です。4年生の学寮研修に参加しました。上の写真は、新松田近くのアサヒビール工場見学の際のものです。ホップの実に初めて触って感激しました。小学生のお子様連れの見学者にも大人気だそうで、エコロジー教育に配慮した展示は学芸員志望の学生にはとても参考になったようです。入り口付近の芙蓉がとても美しかったです。

 

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久しぶりの東明学林です。三日間雨という天気予報で、本当に傘が手放せず、特に夜はひどい雷雨だったりしました。学寮の職員の方々が、てるてる坊主をつるしてくれました。おかげ様で昼間は雨脚が弱めでした。写真では小田原や熱海方面が見えています。残念ながらいつもは美しい富士山ですが、3日間とも雨雲の中でした。学寮は、トイレがとてもきれいに使いやすく改良されておりました。食事もとてもおいしかったです。お弁当はとくに良かったです。

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2日目は鎌倉に出かけました。鶴岡八幡宮ではちょうど数日前に流鏑馬が奉納された直後で、整備された通路がまだ残されており、ああここを馬が走り抜けるのかと感動しました。神奈川県立近代美術館は今年で開館から50年たちもう閉館になるということで、名残惜しく回りました。久しぶりに関根の油絵2点に出会い、さすがに日本の近代絵画のなかでも良い作品を所蔵しているのだなと実感しました。私はほぼ40年前に初めてルドン展を見に来て、風に揺れる池の蓮の花を楽しみながらお茶を飲み、なんて素敵な美術館だろうと感心したことを覚えております。武田先生とゆっくり最後のお茶を味わいました。長谷の大仏も久しぶりでしたが、いつ来て見ても美男な大仏様だと思います。与謝野晶子の短歌をおもわず口にしてしまいます。

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最後の日はまず熱海MOA美術館に行きました。展示場にたどりつくまでのエスカレーターの上りがすごいですね。瞑想する時間なのでしょう。しかし遠すぎませんか・・・。野々村仁清の壺見ました。国宝はやはりすごい!!光琳の紅梅白梅図屏風の実物は2月のみ展示されるそうです。2月に是非来なくてはといっている日本美術史専攻の学生さんたち。外塀の萩の花が見事でした。

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その後伊豆山神社を見学しました。歴文非常勤講師の阿部美香先生のわかりやすいご案内の小冊子をいただいており、予習していたので、参拝がしやすかったです。阿部先生ありがとうございました。写真は紅白の龍のお手水です。正しい手の洗い方が図入りで説明されていてためになります。本殿の木彫は小さいながらも東照宮を思わせるほどの技術の高さを忍ばせます。わが学科の礼儀正しい学生達はこのようにきちんと拝礼しておりました。資料館では、北条政子の黒髪で刺繡された曼荼羅も展示されており、最近の調査で、政子の血液型はO型だと判明したと書かれておりました。源頼朝とのあの情熱的恋はO型だったからかと妙に納得してしまいます。見事な神像をはじめとして所蔵品はすべて来年は奈良で展示されるそうです。伊豆山神社の階段は古くは海につながっており、走り湯という温泉が流れ出ていたとのこと。ここが龍の頭で、龍のしっぽは芦ノ湖の水底に続いているそうです。この急な階段を神輿はどうやって下るのだろう・・・。

さて三日間とても楽しくためになる学寮でした。毎晩ゼミごとに卒論のための勉強会があり、指導教員の来ていないゼミでも自主的に遅くまで熱心に討論しておりました。私はこの学年が2年生の時クラスアドヴァイザーでしたが、皆すかっり成長していると実感できて、うれしかったです。4年生にはこれから卒業までカウントダウンの日々となります。いとおしんで過ごして下さいね。

世田谷歴史散歩 第3弾 その2 [2015年05月29日(金)]

歴史文化学科女性史ゼミの掛川典子です。松田先生の世田谷歴史散歩第3回古墳群見学に参加してきました。とても楽しかったです。

詳細はもう報告済みなので、私の写した画像をできるだけ紹介します。

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大田区側は高台の緑の散歩道を古墳をたどりながらゆっくり散歩できました。超気持ちいーでした。

世田谷側は高級住宅地の中を歩いて突然小高い古墳の山に出会います。等々力不動には茅の輪もありました。緑が本当にさわやかです。そこで一句投稿しました。五月尽うぐいすも鳴く青葉風(典子)。等々力渓谷に下ってから野毛大塚古墳に回りました。

 

野毛大塚古墳は大きくて圧巻でした。是非皆さんもお出かけ下さい。古墳祭りには小泉先生と学生さんのグループが参加なさっています。

【世田谷歴史散歩 第三弾】~荏原台古墳群を歩く!~ [2015年05月23日(土)]

こんにちは。松田忍です。

本日は世田谷歴史散歩第3弾として荏原台古墳群を歩きました。

参加したのは歴文の1年生17名+3年生1名。そして渡辺伸夫先生、江中里子先生、掛川典子先生、大谷津早苗先生、松田に加え、考古学研究者の小泉玲子先生の計24名。

多摩川駅を出発して等々力駅に至る、今回の散歩ルート上には閑静な住宅街が広がっているのですが、そこに並ぶのが、古墳、古墳、古墳そして古墳!! 今回の巡見で確認した古墳だけでも下記のとおり。

1、浅間神社古墳 → 2、亀甲山(かめのこやま)古墳 → 3、多摩川台古墳群第1号~第7号墳 → 4、宝莱山古墳 → 5、観音塚古墳跡 → 6、八幡塚古墳 → 7、狐塚古墳 → 8、御岳山古墳 → 9、野毛大塚古墳

それ以外にも開発が進む中で住宅地に埋もれてしまった古墳が数十基存在しているそうで、多摩川沿いの崖線上が当時の重要拠点であったことが本当によく分かります。宝莱山古墳、狐塚古墳、野毛大塚古墳などは、墳丘上に登って全貌を体感することができ、見どころも充分でした。

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普段同僚として働いている先生が実際にどんな研究をなさっていらっしゃるのか、なかなか知ることはできないのですが、生き生きとお話しになる小泉先生を見て、なんだか私も元気になりました!

個人的には古墳のある場所に神社が建っていたり、いまもなお祠があったりと、1500年ほどの時を超えて、人の生死や信仰の場がつながっていることを感慨深く受けとめました。古墳から出土した遺物が信仰の対象となった例もあるそうでして、中沢新一さんがお書きになった『アースダイバー』なんて本を思い出したりしました。

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荏原台古墳群の古墳は小高いところを選んで建造されており、アップダウンがとても激しかったので、後半は、いつも健脚の渡辺先生以外はバテ気味?笑

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でも等々力不動尊にて、世田谷歴史散歩恒例(?)のソフトクリームで元気を注入!等々力渓谷を経て、最終目的地野毛大塚古墳へ!

野毛大塚古墳では保存・修復がしっかりなされていて、建造当時の古墳の様子をうかがい知ることができました。

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そして完走(完歩?)!!4時間の散歩はとても貴重な時間になりました!本当に面白かった!!

おまけ

散歩が終わっての今回の懇親会はハンバーガー屋さん!なかなか美味しゅうございました。

また歴史散歩コースを開発して、みんなで歩きたいですね!

【秋桜祭】歴文サロンの集合写真! [2014年11月10日(月)]

こんにちは、松田です。昨日の記事で上げ忘れていた写真を追加!歴文サロン撤収前の写真です。

歴文サロンのメンバーは8名。秋桜祭実行委員や部活、図書館ブースとの掛け持ちの学生も多く、つねに動けるのはその半分くらいの人数だったのですが、2日間よく頑張ったと思います。

山本先生(縄文縄づくり指導)や写真に写っている小泉先生(トンボ玉づくり指導)、ご協力ありがとうございました!

そして、OGのみなさま、またいらしてくださいませ!!秋桜祭だけではなく、なんでもない日でもぶらっとお越し頂けるのをお待ちしております!

東明学林に行ってきました! [2014年06月11日(水)]

    

 歴文2Aクラス・アドヴァイザーの掛川典子です。
   2年生の学寮研修で、大井松田にある東明学林に行ってきました。昨年も6月に行きましたが、今年特に新しいことがいくつかありましたので、ご紹介します。

 初日、小田原城跡御用米曲輪の発掘現場を見学させていただきました。考古学の山本暉久先生のご紹介で実現できたのです。まず小田原城博物館の館長先生に丁寧にご案内いただきました。普段ですと学生さんはあまり見学しない奥の菖蒲園を回って、現場に向かいました。紫陽花には少し早かったのですが、花菖蒲はとてもきれいでしたよ。御用米曲輪発掘現場では調査員の方にこれまた丁寧なご説明を受けることができました。見たことのない戦国時代の池や切石敷き庭園、礎石建物などの遺構を囲んで説明を受けました。発掘現場の皆さんは暑い日差しのなかで多量の瓦を選別していらしたり、大変な作業に当たっていらっしゃいました。貴重な体験ができて、学生の皆さんは大喜びでした。小田原の皆様ありがとうございました。
 小田原城内では、私は個人的には能面を見るのが好きです。北条攻めと北条氏の滅亡を題材に、秀吉が作らせたという謡曲から、遙か後になって能「北条」が成立して初演のときの能面が寄贈されているわけです。この演目がどんなものかよくは知りませんが、栄枯盛衰のドラマはいつの時代にもありますね。能は、誰でも持っているだろう晴らすことのできない思い、取り返しのできない過ぎた時間への悔いと悲しみを、狂の舞を通して鎮魂へと誘おうとするので、私は惹かれます・・・
 翌日はポーラ美術館で学芸員の方からレクチャーを受けてから展示を拝見しました。今回の特別展はモジリアーニで、彫刻を経てからと南仏に行ってからの絵の変化がよくわかりとても良かったです。また常設展もすばらしく、特にエミール・ガレなどの大量のガラス器は、ジャポニスムの影響をまざまざと思い知らせてくれるものでした。外では山法師の白く菱形の花が盛りで雨に打たれていました。自然との共生をコンセプトにしている館ですので、完成して間もない遊歩道を歩いた学生もいました。
 3日目はキャリア研究講座として、部屋ごとにチームに分かれて16グループが企業研究の成果をプレゼンテーションしました。たった2日の準備期間しかなかったのに、皆さんとても熱心に取り組んでくれて、上手に役割分担してパワーポイントにまとめあげ、一団となって発表し、すばらしいできでした。やればできる!!を実感しました。
 4日間通して富士山が見られなかったのは初めてで、それが残念ではありました。雨と霧に閉ざされながらも、酒匂川を見下ろす斜面の周囲の緑は美しく、学寮は明るくきれいで手入れの行き届いている印象で、気持ちよく過ごすことができました。学寮の職員の皆様お世話になりありがとうございました。