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【授業紹介】博物館実習Ⅰ [2014年07月04日(金)]

武田先生と安蔵先生がご担当になっていらっしゃる博物館実習Ⅰは、博物館学芸員資格取得をめざす学生を主な対象として行われている授業です。

受講学生たちは、博物館・美術館の企画や展示についての総合的な理解を得るため、展覧会の企画書作り、展示計画、ポスター・ちらし・カタログの作り方、広報・教育活動の進め方などを、実習をとおして学んでいくことになります。そして、その集大成として、キャンパス内の光葉博物館の施設・設備を使用して、実資料を用いた展覧会を企画することになります。

今日は、7月20日から8月24日にかけて開催される企画展「収蔵資料展 世界の仮面」に向け、準備を進める学生たちの姿を撮影して参りました。

受講学生は3年生が中心です。1~2年のときに座学で学んできた知識も活用しながら、手際よく作業を進めていました。

博物館実習を修めたら、次はついに館務実習ですね。長かった資格取得のみちも半ばを過ぎました。最後まで頑張っていきましょう!

江戸東京博物館に歴文4年生が修復した民俗資料が展示されています [2014年03月18日(火)]

平成26年2月8日~3月23日まで、江戸東京博物館(東京都)にて
「特集展示 2011.3.11 平成の大津波と博物館-被災資料の再生をめざしてー」
が開催されています。

歴史文化学科の武田昭子先生(文化財保存修復学)のゼミでは、東日本大震災で被災した民俗資料の修復活動を行っています。
今回の展覧会には、武田先生のゼミに所属している4年生の手によって修復された、高田人形や的打ちの的、高田歌舞伎のかんざしが展示されています。

I.Tさんが修復した高田人形

S.Mさんが修復した的打ちの的

S.Oさんが修復した高田歌舞伎のかんざし

被災文化財の再生のために、今もなお、多くの方が力を尽くしています。
是非会場に足をお運びいただき、文化財レスキューの活動と歴文生の修復作業の成果をご覧ください。

【陸前高田】心込めて文化財修復、昭和女子大の学生ら [2013年08月24日(土)]

武田昭子先生と歴文生たちの文化財保存活動が報道されました。

・・・

【陸前高田】心込めて文化財修復、昭和女子大の学生ら

http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2013/m08/h1308233.html

昭和女子大生が市立博物館で被災文化財保存活動

http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws8953

歴文生の夏休み 最終回 ~~武田ゼミ研修旅行~~ [2012年10月15日(月)]

みなさま、こんにちは!

後期授業が開始して2週間が経ち、秋もすっかり深まって参りました。もう夏休みもはるか記憶のかなたという季節ではありますが、「歴文生の夏休み」シリーズ最終回アップいたします。お届けする記事は、武田昭子先生(文化財修復学)のゼミの研修旅行です。武田ゼミでは8月に陸前高田市を訪れ、東日本大震災の津波で被災した文化財の修復実習を行いました。普段勉強している文化財修復の知識をどのような形で生かすことができるのか?学生たちにとっても貴重な経験となったようですよ!

記事を執筆して下さったのは3年生の豊田さんです。是非お読み下さい

           

歴文ブログをご覧の皆さま、初めまして。歴文3年の豊田と申します。よろしくお願いいたします。 私は武田先生のゼミに所属しております。今回、夏休 みのゼミ旅行(8月5~8月10日)で訪れた、岩手県陸前高田市での活動をお話ししたいと思います。 私たちは2011年3月11日に発生した、東日本大震災で甚大な被害を受けた民俗文化財の修理のお手伝いをさ せて頂きました。

陸前高田市に到着して市の職員の方から現在の状況に ついてお話を伺いました。そして、津波の被害に遭っ た市役所、博物館などの見学をしました。そこには、 ニュースで見ていた景色が広がっていました。周囲に は何もなく、ただ瓦礫の山と廃墟と原っぱがあるだけでした。廃墟は取り壊されることが決定されていまし たが、市の職員の方のお話では、今回の震災の被害を 忘れないためにも何とかして残しておく方法はないだろうかという意見と、もう思い出したくないから取り壊してほしいという意見があるということでした。と ても考えさせられるお話でした。


その後、作業場所である廃校になった小学校へ向か い、そして、そこで民俗文化財の修復のお手伝いがはじまりました。

私たち3年生が担当したのは 陸前高田市に伝わる高田人形と紙製のきせかえ人形です。

高田人形とは、土に和紙を混ぜたものを型に嵌めこみ、 乾燥させて着色した土人形です。 土で作られているため津波の波に飲み込まれ、形が崩 れてしまい、原型が分からなくなってしまうほどぐ ちゃぐちゃになっていました。 これらは、触れるだけで崩れてしまうので、これ以上 崩れないように合成樹脂を使って強化することになり ました。

きせかえ人形はボール紙のような紙質で箱に束になっ て入れられていましたが、側面にカビが発生していた のでカビを除去して、流水で洗浄し、乾燥させつつ、 伸ばすことにしました。


これらの作業を通して勉強になったことは民俗文化財 の修理をするには、様々なことを考えて実践するとい うことです。修理をするにしても何処まで修理を施していくのか、材料にはどのようなものを使用してゆく のか、環境や状況によって、それらを変えていかなけ ればならないということを知りました。また、きせかえ人形は、水のみが使われています。化学薬品を使わ なくても身の回りにあるもので十分修復できる、いえ、自然にあるものだからこそ化学薬品による二次被害を防ぐことができるということを知ることができました。
この1週間を通して、とても良い経験をすることが出来ました。

長々とした話に、ここまでお付き合いいただ き、ありがとうございました。

最後になりましたが、被災地のいち早い復興を願っています。



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豊田さん、どうもありがとうございました。

豊田さんもお書きになっていらっしゃいますが、文化財修復はあらかじめ決まった手順通りに作業だけすれば、それでOKというものではありません。修復の基本をきっちりと身につけておくことは当然であるとしても、実際の破損状況をしっかり観察して、最適な修復方法を編み出し選択していくという側面があるようです。特に今回は大量の海水(塩水)と泥をかぶった文化財の修復ということで、日々工夫をこらしながら修復が進められているようであります。

さて、11回にわたってお届けいたして参りました「歴文生の夏休み」シリーズいかがでしたでしょうか。夏中飛び回った学生たちの活動のうち、ほんの一部分しか紹介は出来ませんでしたが、歴文生たち結構がんばっているでしょ!?「手で考え、足で見よう」 という歴史文化学科のモットーが、ことばとしてだけではなく、歴史文化学科の教育の現場にしっかりといきづいていることを感じていただければ幸いです。

学生のみなさん!もっともっとフィールドに出よう!!

 

受験生のみなさん!一緒に手で考え足で見ませんか!!!

 

メモリアルパーク [2012年07月20日(金)]

東日本大震災から1年3カ月経った6月に、被災民俗資料保存のため、現地調査に行きました。

気仙沼では、住宅地に船が残されていました。

陸前高田市では土台のみになった市街地の中に、公共施設の建物が廃墟となって残されていました。

この震災を忘れないように、後世に伝える残す“カタチ”を、現地では模索しているそうです。

気仙沼では、この船を中心にメモリアルパークの構想が挙がり、

陸前高田では、被災した建物を残すのか、石碑等にするのか意見が分かれているそうです。

あなたは、どのように考えますか?

文化史学会第28回大会のご案内 [2012年07月17日(火)]

7月21日(土)に文化史学会第28回大会が開催されます。
今回の統一テーマは「東北地方の地域文化」です。

どなたでも参加自由ですので、ふるってご参加下さい。

◆昭和女子大学文化史学会第28回大会◆
<日時>
平成24年7月21日(土) 13:30~16:40
<会場>
昭和女子大学 80年館6階オーロラホール
<参加費>
無料

統一テーマ   「 東北地方の地域文化 」

shine 第28回大会プログラム shine

13:30~             【開会挨拶】

13:35~14:25 【講演】
遠藤 敎之(元福島県立白河高等学校長)
「東北地方の風土と文化」

【特別報告】
14:25~14:55   武田 昭子(昭和女子大学 教授)
「東日本大震災と文化財の救出」

14:55~15:10 〈休 憩〉

【研究発表】
15:10~16:40    遠藤 由紀子(昭和女子大学 非常勤講師)
「奥羽越列藩同盟と守山藩ー戊辰戦争中の神官の動きにみるその真意ー」

宮本 花恵(昭和女子大学大学院修了生)
「念仏聖無能の布教地域及び霊験譚についてー『近代奥羽念仏験記』を中心にー」

後藤 麻衣子(昭和女子大学 助教)
「神を祀る雪室に関する一考察ー東北地方の事例を中心にー」

17:00~      【懇親会】 研究館5階学生ホール

終了後、懇親会を行いますので是非ご参加下さい。

【 時間 】  17:00~
【 会場 】  研究館5階 学生ホール
【 参加費 】  500円(学生は無料)

文化史学会に関するお問い合わせは、
昭和女子大学 人間文化学部 歴史文化学科教授室
( Tel telephone.03-3411-5373 / Fax memo.03-3411-7059 )
までお願いします。

東明学林1日目(2012年6月13日) [2012年07月01日(日)]

昭和女子大学では1年から3年まで、毎年3泊4日の研修旅行に行くことになっております。名づけて学寮研修。本学は2つの研修施設を持っておりまして、1箇所は千葉県の南端にある望秀海浜学寮、もう1箇所は神奈川県は足柄にある東明学林という施設です。6月13日~16日は歴文の2年生は東明学林の方にいって参りました。楽しかった様子はすでに掛川先生がお書きになっていらっしゃいますが、あらためてたくさんの写真を交えながら、学寮中の思い出振り返りたいと思います。

少し雨がぱらつく中、予定されていた人数がほぼ定刻に全員集合。今回は参加しない先生方に手を振って見送られながら、バス3台に分乗して出発!

小田原城見学

最初に向かったのは小田原城です。

朝からぐずついていた天気も良くなり、出迎えてくれたのは初夏の花々です。とくに紫陽花がきれいでした。花が綺麗だと盛りあがりますね~!

そして今回のイケメン甲冑タイムは初日に訪れました。中々決まってますね~!


ん?ちょっとまって・・・

んん??

あ、あれ?なんか記憶が・・・よみがえる・・・よみがえる・・ ・

2011年12月11日撮影(@望秀学寮研修)

😆 😆 😆 また君かい!! 😆 😆 😆

歴文にはコスプレクイーンがいるようですcoldsweats02

小田原城歴史見聞館では子どもたちでも楽しめるような工夫をこらした展示方法が見ることが出来て、展示内容を含めて良い経験を出来たと思います。

着寮、そして打ち合わせ

その後数十分バスに揺られて、東明学林へと着寮。3泊4日の集団生活を送るために大事な打ち合わせに入ります。2年生が参加する東明学林は約100名の参加。写真だと以外と少なく感じますね。右側の写真はこの日の夜の交歓会の打ち合わせをしているシーン

交歓会

さて夕食を頂いたのちは交歓会です。例年ドッヂボールや卓球などスポーツが行われるのですが、今年は初めての試みとして、部屋対抗クイズ大会となりました。盛りあがるのかなぁ~という不安もあったのですが、楽しかったですよね~~!!

特に盛りあがったのが二人三脚早押しクイズでした。笛とともにありえないスピードで飛び出す各ペア。くまさんのぬいぐるみをいち早くつかめば解答権をゲット。中段左は幸運のくまさんの後ろ姿。二人三脚問題の内容は歴史年代クイズなどです歴文生の誇りに賭けてこれはミスれない!でも実際に走るだけで力尽きるペアも 🙄

考えて解く問題ではチーム(部屋)ごとに丸くなって座り、熟考!


下の写真の私の父はわがままというのはあくまでもクイズの答え(「My father is my motherを訳しなさい」というクイズ)ですからねsign03 お父さん、ご心配なくsign02

教員からも出題しましたよ。みんなはどんな問題を解いたのでしょうか?問題を一部紹介しましょう。

『宇宙兄弟』のお兄ちゃんの名前をフルネーム漢字で書け!(出題:松田忍)

世田谷キャンパスで見ることができるホタルはゲンジボタルのみ!○か×か(出題:掛川先生)

現在の光葉博物館のポスターに載っているあの木像はどこに飾られていた像?出題武田先生

ビルゲイツ、スティーブジョブズ、明石家さんま、郷ひろみの共通点は?」(出題:木下先生)

うーん、みなさん、わかりましたかsign02

クイズのほうはダントツトップ突っ走っていたBが、最後の最後で追い付かれ、同点決勝戦の末、逆転されるというドラマティックな展開優勝チームと準優勝チームには木下先生から景品手渡され交歓会もお開きです。

さいごに集合写真、パチリ!!おつかれさまでした~~!武田先生と掛川先生も楽しそうですね♪

↓右端で切れちゃっている木下先生もこの通りの笑顔 🙂

以上、東明学林1日目様子は2-Bクラスアドバイザーの松田忍がお伝えいたしました。

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今回の学寮は各係のみなさんがしっかりとチームワーク良く動いたおかげで、タイムテーブル通りの進行となり、幾分かのんびりした時間を過ごすことが出来たかと思います。建物内を走り回っている助手さんたちも、このとおり束の間のひととき。

保健室前のくま、ついつい触りたくなりますよね。松田も5~6回は撫でました。

伝統工芸品の材料 [2012年01月11日(水)]

 

 これはなんでしょう?頁岩という岩石です。これを細かく砕き、ミクロン単位の泥状にしたものを乾燥したのが「砥の粉」です。京都の山科が産地で、以前はレコードの原料にもなり、大量に生産されていたそうです。

 私が中学生の時は、技術家庭の時間の「本立て作り」に、塗料を塗る前に滑らかにする目止め材として使いました。

 日本を代表する伝統工芸品である漆器の製作にも、下地材等として使います。漆器の原材料を求めて、数年前に山科の砥の粉製造工場見学に行ってきましたが、生産に携わっているのは数軒のみになってしまったとのこと。

 

 祖先から引き継がれてきた伝統工芸品を守ることは、このような原料やその製造方法、そして道具作り等も継承していく必要があります。歴史文化学科では日本文化・歴史を、歴史学、考古学、民俗学、地理学、文化財学等多方面から追及します。

ホームカミング③ [2011年10月13日(木)]

なつかしの授業の後は、再び会場に戻り「職業別」での歓談となりました。
先輩・後輩が同じテーブルに着き、デザートをとりながらのご歓談。
同業だからこそ共感できる話に花を咲かせて頂けたのではないでしょうか。

皆さん、後輩の為にアンケートにご協力頂きありがとうございました。
(今後、「メンター(人生の師)」としてご協力いただきたく思います。)

     

 そして、3名の卒業生にスピーチを頂き、
     

ホームカミング実行委員の山本博也先生より閉会のお言葉を頂きました。

      

         

祝歌斉唱(学科バージョン)

      

最後に、今回ご参加いただきました方々には、
安蔵先生デザインの手ぬぐいと、昭和女子大学のロゴ等を入れた特製チロルチョコを記念品としてお持ち帰り頂きました。

          
 

皆さまにとてもお喜びいただき、嬉しい限りです。

今回たくさんの方にご参加頂き、誠にありがとうございました。
ご都合によりご参加頂けなかった皆さま、
次回のホームカミングのご参加を、心よりお待ちしております。

    

歴史の流れ [2011年03月29日(火)]

もうすぐ入学式ですね。

皆さんは、歴史文化学科のどのような分野に興味をお持ちでしょうか?

文化財学を担当している武田です。4年生になると卒業論文に取り組みますが、私のゼミでは、漆器や仏像の修復にも取り組みます。写真は小畑さんと齋藤さんが2006年度卒業論文として取り組んだ、獺沢(うそざわ)貝塚から出土した縄文時代の「赤漆塗り土器」と「籃胎漆器」の保存処理後の様子です。陸前高田市教育委員会から、修復の依頼を受けました。陸前高田市は岩手県でも一番温暖な地で、国指定の貝塚遺跡等もあり、風光明媚な土地柄です。現地に赴き、出土状況等伺い、また、市内の遺跡や文化施設をくまなく案内していただきました。夏休みも返上して研究に取り組み、修復した資料です。

籃胎漆器の修復

赤漆彩土器の修復

獺沢貝塚からみた対岸の陸前高田市内

漆製品が検出された地点

 

 

国指定史跡中沢浜貝塚

縄文時代の骨が表出

 
 

でも、残念なことに、今回の津波で全ての資料が流されてしまったようです。四千年余の後に掘り出され、数年間でまた土に還ってしまいました……..。

 自然災害、科学技術を駆使した施設の問題に加え、世界情勢も緊迫しています。歴史を様々な方向から学び、自己なりの視点を確立していく必要が今迄になく要求されてきていると感じます。昭和でおおいに学び、羽ばたく準備をして下さい。

今年は、歴史の流れの中で生きていることを実感する、例年になく想いで深い入学式になるのではないでしょうか。