2018年度 実践科目「心理学総合演習A」防災と防犯活動による地域貢献プロジェクト

「防災と防犯活動による地域貢献」プロジェクト(防災・防犯プロジェクト)受講学生が、6月2日(土)に (福)世田谷ボランティア協会主催の「せたがや災害ボランティア マッチングコーディネーター養成 基礎講座」に参加しました。今回の会場は、昭和女子大学でした。

「災害ボランティア マッチングコーディネーター」とは、被災地に来てくれたボランティアの人たちを、援助が必要な人のところへ、援助のニーズとマッチングして送り出す役割の人のことです。ボランティア マッチングコーディネーターがいないと、災害発生時にボランティアの受け入れが円滑にできないため、大規模災害の発生に備え、できるだけ多くの人がマッチングコーディネートの知識と技能を身につける必要があります。

今回は講座を受講するだけでなく、スタッフとして「世田谷ボランティア協会」の腕章を付け、講座の運営もお手伝いしました。講座は13時30分開始でしたが、11時には事前の打ち合わせと模擬訓練のシミュレーションが始まりました。また、参加される区内在住の方々のために、大学構内で会場までの誘導・案内も担当しました。

160人を越える多くの方々が講座を受けられました。前半は座学で、「世田谷区の防災体制」「災害ボランティア マッチングコーディネーターの役割」「コーディネーターの実際の仕事内容」などを学びます。大規模災害発生時には世田谷区内の5大学が、ボランティア受け入れ拠点である「マッチングセンター」になりますが、昭和女子大学もその1つです。マッチングコーディネーターは、ここから各避難所に設置される「サテライト」へ必要な人数のボランティアを送り出し、サテライトのマッチングコーディネーターが、さらに依頼元へとボランティアを送り出します。

講座の後半は、ボランティア受け入れの模擬訓練です。講座の受講者は、「受付担当者役(緑色のビブス着用)」と「ボランティア役」に分かれ、交代で両方の役割を体験します。防犯・防災プロジェクトの受講生は、スタッフとして、受付担当者の受付手続きが手順どおりできているかをチェックしたり、役割の交代を指示したりしました。

このブログ記事筆者の私も、最後の「ふりかえり」に登場し、講座を受けられた方々に、意見・感想・疑問点などを話し合ってもらいました。

災害ボランティア マッチングコーディネーター養成講座に参加されたみなさん、お疲れ様でした。なお、基礎講座の受講を終えると、さらにスキルアップ講座「依頼カード編」「避難所編」「要配慮者編」「課題解決編」も用意されています。

(心理学総合演習A「防災と防犯活動による地域貢献」プロジェクト担当 清水 裕)


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