と・も・に

心理学科生のみなさん

学科長の田中奈緒子です。

新型コロナウイルスによる感染拡大が収束しない状況が続いている中、次のようなお願いが発表されました。

【全国の若者の皆さんへのお願い】

『10代、20代、30代の皆さん。若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。』
(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解:厚生労働省HPより)

「〇〇したい」。その際、いつもより少し広い視野と少し長いスパンから、その行動の影響について考えることが必要となっています。

さらに、感染に関連した“差別”や“偏見”といった問題も指摘されています。日本心理学会では、『新型コロナウイルス(COVID-19)に関わる偏見や差別に立ち向かう』として、この問題を取り上げています。社会心理学の重要なテーマでもあるこの問題についてこの機に考えてみましょう。

https://psych.or.jp/special/covid19/combating_bias_and_stigma/

今後の状況は流動的で予測がつきませんが、現在、教員たちは、新年度のスタートが少しでもスムーズに、そしてより良い学びができるよう、オンラインによるガイダンス・授業に向けて準備を進めています。困った際にはご相談ください。世田谷キャンパスでお会いできるまで、共に進んでいきましょう。

 

総長 坂東眞理子先生からのみなさんへの励ましのメッセージをお届けします。

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昭和女子大の皆さんに

昭和女子大学総長  坂東眞理子

新型コロナウイルスの感染が広がる中で入学式も取りやめになり、学長講話、健康診断も延期されました。現在オンラインのガイダンスが行われており、4月24日からはオンラインの授業も開始されます。前例のない事態に直面している皆さんを何とかサポートしたいと私たち教職員も努力しています。一緒に難局を乗り切りましょう。

 

1.日常行動への呼びかけ

Social distance(社会的距離)をとることが、あなたとあなたの大切な人を守ります。

友達とは電話、メール、SNS、スカイプなどで連絡を取りましょう。お茶をしたり、食事をしたり、一緒に出掛けたりするのはコロナが収まってからとし、どうしても会って話をする必要がある時には、1.5m以上間隔を開ける、もしくはマスクをしましょう。

買い物やお出かけは必要最小限に減らしましょう。外出する時はマスクをし、公共交通機関に乗るのはできるだけ避けましょう。外出から戻った時には、必ず石鹸を使って手を洗いましょう。手首や指の股までしっかりと洗うことが大切です。

体力は免疫力の基本です。規則正しい生活、バランスの良い食事、しっかりとした睡眠を心がけましょう。そして散歩、ヨガ、ストレッチ、ダンベル体操など一人でできる運動を一日30分以上は行いましょう。

 

2.今だからできることをするヒント

いつもより時間をかけたり、時間ができたらしてみようと思っていたことを行う良い機会です。新しい料理への挑戦、丁寧な掃除、服の手入れ、冬服の片付け、部屋の模様替え、整理整頓などを行ってみてはいかがでしょうか。

また、家族との会話の時間を多くする、パソコン環境を整え新しいアプリや方法を試してみる、読もうと思っていた本を読む、時間ができたらしっかり勉強しようと思っていた語学の勉強を一日15分でも30分でも行うというのも良いですね。

今までの勉強の復習をしましょう。わからないままになっていた言葉や事柄を調べてみるチャンスです。やってみたいと思っていた時間のかかる趣味に挑戦してみましょう。友人やご沙汰している人に「コロナお見舞い」メールやはがきを出しましょう。