「卒業論文ゼミのオンライン化はどうでしたか?」(その2)

前回,心理学科4年生からオンラインとなった卒業論文ゼミの体験談を寄せてもらいました。

「卒業論文ゼミのオンライン化はどうでしたか?」(その1)

今回,もう1名の体験談をご紹介致します。

オンラインゼミで感じたメリットが3つあります。

1つ目は、村野さん(※前回体験談の執筆者)の言うとおり、円滑な情報共有が叶うことです。PC画面や資料の共有が簡単に出来、今、自分がどの資料のどこを説明しているのか聞き手にも漏れなく伝わったことがその場でわかります。

2つ目は、情報収集力が付いたことです。大学に行かずに卒業論文のための研究を進めていくためには、どうしてもわからないことだけ先生にアポを取り質問しましたが、それ以外は自分で調べて考えました。そのため、対面の時よりも自分に力が付いた気がします。

3つ目は、時間と資源の浪費が減ったことです。通学に充てていた時間も作業ができるようになりました。私は異文化に興味を持っており、海外で感じた日本人との労働観の違いを基に、「日本人にとって幸せな個人主義」について、Googleフォームを用いて実験を行いました。対面でお願いする場合と同じように、多くの方にご協力いただいて、実験データを得ることが出来ました(ありがとうございました!)。

正直、最初は質問や発言のタイミングがつかめなかったり、聞き手のリアクションが薄いと伝わっているのか不安になることもあり、コミュニケーションの取りづらさを感じたこともありました。しかしこれからの時代には、オンラインコミュニケーションの機会が絶対に増えると思うので、非常に良い練習になったと思います。

大変なこともありましたが、毎週とても楽しく活動しました。後期は学生生活最後の授業になるので、もちろん大学で対面授業を受けたいのが本音ですが、叶わなかったとしても、愉快なゼミ生のみんなとにぎやかにオンラインゼミを楽しみたいと思います。

(4年 青山)


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