10月19日 保育・教職実践演習「カムジ―先生のお話と実践」

カムジー先生こと、かむらまさはる先生

(東京都港区出身、ジャズベーシスト暦46年、作詞作曲家・リズム音楽研究所主宰)

においでいただき、幼児教育コースの学生70名に楽しいお話と実践していただきました。

まず、カムジー先生のコンセプトは今を生きることを楽しむ力、僕はそれを「楽力」と名づけていますが、最近の子どもたちはこの「楽力」が乏しくなっているんじゃないかな? いや、これは大人の責任ですね。僕がリズム音楽を通して子ども達に伝えたいのは、人間に本来備わっている体の奥底にあるエネルギーを呼び起こすことです。そのことによってその子が秘めている様々な能力が引き出されると思います。音楽だけでなく、スポーツでもなんでもそうかもしれないけれど、指導者は知識、技術の伝達だけではなく、生き方(心の立ち位置、自身の価値観)を通し「楽力」を育む力があることが大切です。

音楽を教えるだけでなく、音楽の楽しさを教えることができる
算数を教えるだけでなく、算数の楽しさを教えることができる

知識、技術だけを教えるのではなくて、“楽しい”と言うことの大切さ素晴しさを子どもの時期に体全身に体感、体験させてあげることが大事だと思います。

一人ひとり、性格、個性、があります。それぞれ得意、不得意があります。

みんなができていて、たまたまできなかったとしても、それは脱落ではありません。遅れでもありません。全員同じでないからこそ「優しいこころ」「敬うこころ」・・「こころを育む」教育が大切なのです。

心に響いたこと、心で感じたことは大人になってからも覚えています。

ぜひ一日のスタートである朝に、園で、家庭で、一分間リズムあそびをしてみてください。

笑顔で、大きな声を出し、体を動かすとその日一日楽しくなりますよ!

子どもの目を見て、子どもにいっぱい笑顔をプレゼントしてあげてください。

子どもが大きくなったらきっとママやパパや先生に笑顔のプレゼントをいっぱいしてくれますよ!

(カムジ―先生のHPより)

 

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カムジー先生愛用のベースで、楽しい演奏、歌が始まりました。
愛用のベース。こっそり触らせてもらいました。かなり、年季が入ってます。
愛用のベース。こっそり触らせてもらいました。かなり、年季が入ってます。
打楽器を使って、一緒に演奏。さすがに初教の学生、のりも覚えもいいようでした
打楽器を使って、一緒に演奏。さすがに初教の学生、のりも覚えもいいようでした。

学生から

〇楽力が大事だというカムジー先生の話が印象に残りました。

〇リズムにのって自由に身体を動かし遊ぶことがとても楽しく大事なことだと実感しました。

〇「目を見て話す」ことなどはこれから保育者になる私たちにとって参考になることでした。