特殊研究講座「村の年中行事と子どもたち」 [2017年12月20日(水)]

 今年度の特殊研究講座では、民俗学の牙城、國學院大學から、服部比呂美先生に講演に来ていただきました。先生のご専門は、民俗学の中の「子ども集団」です。

 服部先生は、日本の子どもの年中行事が今でも残っている地域に赴いて、研究をされていますが、その時に自ら撮影、収集された子どもの映像や画像を見せてくださいました。服部先生が紹介してくださったような、年中行事を子どもが主体となっておこなうという日本の例は世界でも珍しいそうです。

 子どもを神聖なものとして日本人が捉えてきたことや、大人が、子どもたちの集団に、自分たちでルールを決めさせるなどの自律性を認めていたということも学びました。

 

 ご講演のあと、先生は、「大人は、子どもを小さい存在として遇してしまいがちですが、これは大人の勝手な思い込みなのかもしれませんね」とおっしゃいました。大人は、子どもにどのように接していくか、どのような関係を結んでいくか、子どもの民俗学研究から新たな視点をいただきました。ありがとうございました。