夏休みの初等教育学科生の活躍①―朝小サマースクール

夏休み中も初等教育学科の学生が活躍と成長を見せてくれました!

8月8日は毎年恒例の朝日小学生新聞主催のサマースクールが行われました。この日はあいにく大型の台風が近づいており、参加者の足にも影響が出ると心配していました。しかし、受け付け時間の1時間以上前から会場にはたくさんの親子連れがおみえになりました。遠く静岡や栃木、群馬からも来てくださった方もいらっしゃいました。大盛況で終了時間を過ぎても、ブースを回ることに夢中の子どもたちもいたほどです。

この朝小サマースクールは、5月にキックオフでした。そこから幾度も、本学の2年生と朝日新聞社、イベント会社の方がミーティングを重ね、当日を迎えました。ミーティングの時に意見交換したり確認したりしなければならないことを、あらかじめ端的にまとめてミーティングに臨んでいました。ミーティングの時間は実質45分ほどなので、その場でわかりやすく互いの要望を説明し、決定していきます。少ない時間の中で互いに意見を交わし合い、共通理解をはかり、協働して大きな目的を達成していく様子は、これからの日本の学びの方向性でもあり、社会の方向性でもあるように見えました。

今年のメンバーは東急電鉄さんを始め、身近な地域の企業さんとコンタクトをとり、ブースを立ち上げました。特に、東急電鉄さんとのコラボは子どもたちにも大好評でした。『子どもたちも、地域の企業の方も喜びを感じる』という大きな目的を達成し、企画・運営に関わったメンバーみんなが手ごたえを感じたようでした。

こういったイベントの運営ができる本学の学生は、とても恵まれた環境にあると思います。ただ大学生活を過ごしていてはあじわうことのできない、これまでとは全く違う思考と方策を身につけることでしょう。合理的に、かつ相手をリスペクトして協働する、有意義なこれらの活動に、より多くの学生が中核として参加してくれることを期待しています。