6年生は5月10日から1泊2日で浅間紀行に出かけました。
今回の旅の研修目標は「心を込めて」。心から真摯な態度で学び、自然を感じ、実り多き旅に
したいという思いを一人ひとりがもって最後の宿泊行事に臨みました。
【1日目】
最初に訪れたのは野辺山にある国立天文台。世界最大の電波望遠鏡やヘリオグラフという
太陽観測専用の望遠鏡などを見学し、宇宙の神秘について学びました。
お昼は滝沢牧場で食事をとりました。自由時間ではソフトクリームを食べたり、
動物とふれあったりとみんな楽しく過ごしていました。
午後からは小諸城址懐古園を訪れました。小諸城は全国的にも珍しい城下町より低い穴城で、
島崎藤村ゆかりの地としても知られています。
藤村記念館で資料見学をし、自然豊かな園内を散策しました。
新緑の中にフジやツツジの花がとても美しく映えていました。
懐古神社では合格祈願をしました。
展望台からは千曲川が流れる風景を一望でき、とても良い眺めでした。
夜の修養会では「中高生活6年間を振り返って」をテーマに、クラスごとに話し合いました。
一人ひとりが培ってきた経験をもとに、自分の将来にむけての想いを固める良い機会となりました。
【2日目】
国設軽井沢野鳥の森を訪れ、自然観察を行いました。
雨の心配もありましたが、幸いお天気も味方してくれたようです。
「ピッキオ」の各ガイドさんに案内していただき、山の中を散策しました。
幸せの青い鳥ともいわれるオオルリや、シジュウカラが歌っている様子など
さまざまな野鳥や植物を観察することができました。
池の中にはおたまじゃくしやアメンボなども泳いでいました。
ムササビが巣箱から顔を出しているかわいい姿を見ることもできました。
中高部最後の宿泊行事として、生徒一人ひとりが6年間を振り返るとともに今後の更なる躍進を目指し、
すべての活動に意欲的に取り組んだ2日間になりました。
6年生は、心配されていた雨の天気予報を吹き飛ばしたように、強運を引き寄せる力をもっています。
その力をもって、楽しいことだけでなく困難なことにも立ち向かい、自分を高める努力を続けてほしいと思います。
今回の旅では、全力で楽しみながらも規律正しさを両立させることができました。
この旅での経験を糧にして今後も一歩ずつ進んでいきましょう。