つくばツアー☆第二弾~食と農の科学館~

こんにちは。2年のN.K.です。「つくばツアー」第二弾です。つくば市にある「食と農の科学館」を訪れました。私達は、品種改良技術を利用した農作物を中心に学びました。

日本の農林水産業の発展について学ぶ施設として、パネルや模型が多く、子供から大人までわかりやすい展示になっていました。入口ホールには光沢が美しい赤いドレスが飾られていました。超極細のシルクで作られたドレスで、遺伝子組換え技術を利用したカイコからとれる特別なシルクが使われています。

具体的な農産物の例を紹介していただきました。職員さんから教えて頂いた一押しは、米「にじのきらめき」と大豆「そら」だそうです。写真や文章だけでなく実際の農作物も展示されているため、従来の品種との違いがわかりやすかったです。多くの人に知られている「シャインマスカット」や「紅はるか」などのほか、青いキクや光るカイコの誕生についても聞かせていただき、どのお話もとても面白かったです。「あまはづき」は8月の収穫直後からとても甘いサツマイモで、注目の新品種ということです。私もぜひ食べてみたいと思いました。

さらに、農研機構の生物機能利用研究部門を見学しました。養蚕の営みと繭から取れる絹糸について説明を受けた後、新たな機能を付加した糸をつくる錦糸昆虫を紹介して頂きました。遺伝子組換え技術で作出した新しいタンパク質をつくるカイコから、蛍光の繭・絹糸や超極細シルクが実現したそうです。画像にもある、普通のシルクと超極細シルクの2種類を使用したドレスを触らせていただき、なめらかさの違いを体験できました。現代では、シルクの使い道は絹織物だけでなく、医療用素材、化粧品素材、創傷保護材、電子素材など、さまざまな分野において新しい素材や製品として研究・開発が進められているそうです。また、カイコよりも強度があるミノムシの糸も新たな開発が進んでいて、将来どのように活用されていくのかとても楽しみです。