7月7日にFDサロンを実施しました。
日 時:平成22年7月7日(水)
15:30~16:05 講師3名による講演
16:10~17:00 フリーディスカッション(3グループに分かれて)
場 所:学園本部館大会議室
テーマ:『学生の心のケアについて-大学生活に困難を抱える学生への理解を深める試み-』
講 師: 心理学科 藤崎春代教授 「H21年度の学生相談室報告」
初等教育学科 石井正子講師 「学生相談室のコンサルテーション」
学生相談室 カウンセラー 「コンサルテーションの実際」
参加者:約50名
内容は、以下の通りです。
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≪報告書≫
<講演>
◎藤崎春代先生 平成19年度から21年度の学生相談室の利用状況や相談内容の報告
◎石井正子先生 学生相談室の「コンサルテーション」
①学生理解の支援
②問題状況理解の支援
③学生への対応・配慮に関する助言
④保護者等との連携に関する助言
特に、問題学生の特性に合わせた指示の出し方の必要性と、保護者、
教員、周囲の学生を交えた支援のネットワーク作りの重要性について
説明があった。
◎カウンセラー 典型的な「コンサルテーションの実際」の紹介
<グループ討論>
参加教員が学科の特徴や立場を反映して、多様な形で学生を支援し悩みを抱えていることがわかる一方、いくつか共通する悩みもあった。大学でどこまで支援すべきなのか、親に対して見せる姿と大学での姿のずれへの対応、などがその主なものであるが、これらは、簡単に答えの出る問題ではなく、考え続ける必要がある。また、学生相談室や教員のネットワークを持ちつつ学生に対応する重要性も指摘された。
記録 FD推進委員会委員 上野 和子