6月19日に今年度第1回FD講演会を実施しました。
開催日:平成25年6月19日(水)
場 所:学園本部館大会議室
テーマ:テレビ会議システム活用の現状:企業や大学の事例から
講 師:パナソニックシステムネットワークス株式会社商品マーケティングセンター セキュリティ・サウンドグループ 萩原恭太郎氏
参加者数:67名
内容は以下の通りです。
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テレビ会議とは音声・画像を扱う会議システムであり、専用端末を用いて高音質・高画質で、複数が同時に会議に参加できる形が主流である。他の映像コミュニケーションツールである、テレプレゼンス、Web会議、テレビ電話、ビデオチャットと比べ、テレビ会議は品質・音質ともに高いが、機器コストもそれなりにかかる。品質が上がると非言語情報の共有ができることがそのメリットであることが示された。
続いて、教育、医療、一般企業に分けて、事例紹介があった。
教育分野では、遠隔講義や研究室間連携(共同研究のコミュニケーション)のために用いられることが多い。大学、資格予備校、教育委員会などの実例が紹介された。導入の効果としては、学生のキャンパス間移動がなくなり、出席率が向上した事例、バリアフリー教室に収容できない際に、他の一般教室への講義配信を行った事例などが紹介された。画質が良いと板書もそのまま見ることができるとして示された予備校の例も興味深かった。
医療関係では、大学医学部、国立病院、遠隔病理診断支援システムなどの例が紹介された。治療方法や臨床事例の共有化、遠隔病理診断に使って議論に集中できるのがメリットである。
一般企業での利用については。耐震構造のダブルチェックがテレビ会議で行われている建築事務所での例など、共通理解度が向上したり、ストレスのない会議や微妙なニュアンスを伝えられたりするメリットの指摘があった。
講演のあと若干の質疑応答があった。スライドを使い、多くの写真が示されたことで、実際の利用状況が実感できる講演だった。
記録 FD推進委員 藥袋 貴久
以 上