2017年1月

平成28年度 FDスキルアップセミナー(12月21日実施) [2017年01月13日(金)]

日 時:平成28年12月21日(水)15:30~16:30
場 所:学園本部館3階 中会議室
講 師:鈴木円准教授(人間社会学部初等教育学科)
テーマ:「Google Classroomを活用した授業の実践報告」
参加者数:48名

 Googleサービスの一つである「Google Classroom」を活用した授業の方法について、初等教育学科の鈴木円准教授から実践事例の紹介・報告がなされた。まず初めに「Google Classroomとはなにか?」という基本的な事項の説明があり、次のような長所(メリット)が提示された。例えば、①クラウドベースのサービスでディバイスを問わずにアクセスできることの便利さ、②学内アドレスでのみアクセスするがゆえのセキュリティ面での有利さ、③他の多彩なGoogleアプリと組み合わせて活用できることの発展性、および、④他の類似サービスに比べると、比較的機能が限定されており、シンプルだからこその使い勝手のよさ、などである。
その後、「Google Classroom」の活用にあたっての条件や基本的な利用の仕方について、実際の事例をもとにした丁寧な解説があり、授業での活用方法が紹介された。例を挙げれば、授業資料(PDF)や動画ファイルの共有、参考資料の紹介、課題の提示、クラウド上でのコメントのやりとり、および、採点の入力などである。また、他のGoogleサービス「Google Form」と組み合わせることで、より効率的な事前学習の課題提示と即時的なフィードバックが可能であることも、ご自身の事例をもとに披露された。発展的な利用法として、学生相互が意見交換・交流することも可能であるということであった。
 鈴木先生ご自身は、授業内ではあまりICTは使わず、チョーク&黒板を基本とし、授業外学習で「Google Classroom」をはじめとするICTをご活用されているということであった。授業内でICTを使うと学生たちの意識が拡散してしまう、というのが主たる理由である。授業のハンドアウトをいちいち印刷・配布したり、コメントペーパーを配布・回収し、その後、集計したり、コメントづけしたりというアナログなやり方に比べると、デジタルの方が便利だからこそ「Google Classroom」も利用されているということであった。ただし、ICTはあくまでもツールであるという理解をはじめ、サービスの内容や機能もどんどん変わっていくことには注意が必要である、クラウドサービスであるがゆえのデータ消去などのリスクも理解しておかなければならない、などの諸点についても、あわせて注意喚起されていた。ご講演後は質疑応答が行われ、セミナー終了後も様々なやりとりが交わされていた。中高部の先生方も参加してくださり、盛況のうちに終了した。

以上

平成28年度FDスキルアップセミナーアンケート結果
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平成28年度 第2回FD講演会報告(12月7日実施) [2017年01月13日(金)]

日時:平成28年12月7日(水)15:00~16:00
場所:学園本部館3階 大会議室
講師:臼倉美里(東京学芸大学専任講師)
テーマ:「授業運営のアイディア―海外に興味を持たせるために」
参加者数:52名

 東京学芸大学専任講師、本学非常勤講師の臼倉美里先生に、英語を専門としない者も含め、日本で学ぶ学生が英語を使えるようになるアイディアをご紹介いただいた。
 自己紹介の後、先生が実践なさっている授業運営方法とそのポイントをいくつか参加者も実際に体験しつつ講演を伺った。
日本に住みながら世界との結びつきを考える際に大切なのは、国単位というよりはさらに小さな点から世界に目を向け、世界とのつながりを考える、所謂「グローカル化」がポイントである。英語を通して、学生たちに世界への興味を持ってもらうためには、まず、自分の国に興味を持たせる必要がある。つまり、自国との相違を理解することで、他国を知る方法である。その例として、「目玉焼きに何をかけるか?」という問いを、授業では英語で学生に話し合わせているという。今回は、参加教員が日本語で質問しあった。その結果、塩と胡椒、ソース、チリソース、醤油など、予想以上に様々な答えが返ってきた。そこには出身地、国籍などの相違が反映されており、参加者は自分とは異なる人が存在することに気付くきっかけになる。英語で質問させる場合のポイントは、自分のよく知っていることを題材に選ぶこと。そうすることで発言すべき内容を考えることなく、英語を使うことに集中する環境を作ることができる。また、同じ内容を扱った英語表記と日本語表記のニュースを比較し、両者でどのような相違点、同じ表現があるかを確認することでも日本と他国の立場の相違を理解することができることを確認した。
 その他、身近なところから国際比較を行う方法としては、教室の座席の国際比較を行った。現在、国際比較のための材料として利用できるサイトがあり、これらを利用して各国の特徴を比較、討議することができる。また、英語の歌を使って、文法の確認やヒアリング力の向上に利用できることを参加教員で実践した。
 最後に、海外に興味を持たせるために役立つ教材としては、NHK World(ウェブサイト)や『日本のことを1分間英語で話してみる』(広瀬直子著、中経出版)の他、TUNAGARU Japan、Tokyo Girl’s Update など、学生の身近な話題を扱ったサイトの紹介があった。

以上

平成28年度第2回FD講演会アンケート結果
第2回FD講演会