北欧研修(その3)

9月3日の午後はサントフテン保護作業所に視察に伺いました。そこでは利用者は約400人で、約20種のサービスを提供しており、朝8時から夕方の15時まで働いています。織物製作所やリサイクルショップ、ラジオ局等を拝見させて頂きました。

どの職場も、どの作業所も落ち着いて仕事がしやすい環境で、笑顔で溢れており、温かい雰囲気が印象的でした。この作業所では利用者の意思を尊重し、自己決定を重視していました。デンマークには「どんなに障害が重症であっても成人した者には職場を提供しなければならない」という規定があります。

この写真は作業所の方の帽子に付いていたバッジの一覧表です。仕事が出来るようになるとこのようなバッジが増えていきます。これは働く方々にとって誇りであり、努力の結晶であると言えます。

障害の有無に関わらず、一人ひとりがその個性を最大限に活かして仕事をする事が出来る環境が素晴らしいと思いました。作業所視察を通じて、その人らしさを発揮出来る環境作りが大切だと実感しました。福祉先進国の北欧ならではの取り組みが行われており、とても刺激的でした。