平成28年度第2回特殊研究講座が開催されました

11月2日(水)に、今年度2回目の特殊研究講座が開催されました。今回は、亀田総合病院 院長・社会福祉法人太陽会理事長の亀田信介先生をお招きし、「これからの医療と福祉-福祉の専門職に期待すること-」というテーマでご講演いただきました。

講演の前半部では、様々なデータを紹介して頂きながら、現在の日本の長寿化や少子化、それにより起きている社会システムの破綻、貧困化・独居化・孤立化について考えました。そして後半部では、それらの課題を解決する為の持続可能な社会システムへの提案として、具体的な政策、同法人の取り組み等をお聞きしました。

亀田先生は講演の中で何度も“若者”という言葉を使い、「これまで日本は高齢者人口の増加から高齢者を支援する施策を打ち出してきたが、今後は社会保障財源や医療サービスを支える“若者”を支援していくことが大切である」と話されていました。

また、若者支援の具体的な取り組みとして同法人が行っている、『子育て「OURS」(複合型子育て支援センター)』や『医療・介護人材育成と交差点社会モデル』(やり直しとキャリアアップ可能な社会づくりのための取り組み)は、これまでにない視点で行われているものであり、大変興味深く感じました。

最後の亀田先生からの「change is fun」というメッセージにもありましたが、変化すること、変化を楽しむことは自分次第なのだと改めて感じました。わたしたち若者自身もこれからの社会に必要だと言われている、「コミュニケーション力」と「クリエイティブ力」を身に付け、成長していきたいと思います。

亀田先生、ありがとうございました。

福祉社会学科3年 Y.H

亀田先生のご講演

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学生からは子育て支援事業における保育や福祉専門職の人材確保についての工夫に関する質問がありました