三宿中学校夜間学級を見学して(シムゼミ)

こんにちは!シムゼミ3年の深沢です。12月のある週、シムゼミ3年生は昭和女子大学から徒歩圏内にある三宿中学校の夜間学級を見学に行ってきました。夜間学校には様々な事情で義務教育を受けることができなかった、国籍も年齢も様々な生徒がいます。

今回訪問した三宿中学校の夜間学級では、入学すると通常学級か日本語学級のどちらかに入ります。通常学級は一般の中学校の教育課程と同様に学習を行い義務教育の修了を目的としたもの。日本語学級は主に外国から来た人のためのもので、日本語の習得を目指し、理解が進むと通常学級へ編入となります。卒業後には高校に進学をする人もいるようで、各教室には高校受験の本も置いてありました。

授業の様子は、クラスによってまちまちでしたが、だいたい5人ほどの生徒数で先生が1人。生徒が黒板に書いたり、発言したりする生徒主体の授業が多くありました。日本語の授業では、会話の形式を自分に当てはめて読んでいく対話練習をしていました。ほとんどの生徒が楽しそうに会話練習に参加していました。見学したところはどこも仲がよくいい雰囲気のクラスで、生徒の様子だけを見ると普通の中学校のようでした。教室風景や廊下に掲示物なども普通の中学校と変わりません。給食の時間もあり、皆和気あいあいと楽しんで食事していました。

夜間学級では、中国、ネパール、インド、タイなど様々な国籍の生徒がいますが、皆一緒になって学ぶ環境が作られているのだとわかりました。夜間学級では一般の方の理解と支援をいただくために、生徒たちの教育活動を見てもらえるよう積極的に公開授業を行っています。今回見学したように、実際に自分の目で見て知ることが大事であり、また学校が果たす役割と機能について改めて考えさせられました。興味のある方は一度見に行ってはいかがでしょうか。

(記事:3年・深沢)

三宿中学校の校内案内
夜間学級公開授業のご案内 (三宿中学校のサイトから転載)
文化学習発表会での全体合唱の様子
(三宿中学校のサイトから転載)
文化学習発表会での演劇の様子
(三宿中学校のサイトから転載)
生徒が書いた習字
(三宿中学校のサイトから転載)