【天笠ゼミ】共同研究開始!

現代教養学科 天笠ゼミ(メディア・コミュニケーション論演習)では、3年生のメンバーを中心に、昭和デザインオフィスの認定プロジェクトとして、今年度から株式会社インフィールドデザインと共同研究を行う事になりました。

今回の共同研究の表のテーマは「社会課題をテクノロジーで解決するアイディアを、経験デザインと呼ばれる手法を用いて考える」ことです。(裏のテーマが、実は本当のテーマだったりするのですが、それはまた改めてお話したいと思います。)

先日、そのスタートアップミーティングが自由が丘にあるインフィールドデザインさまのオフィスで開催されました。おしゃれで想像力をかきたてられるようなインフィールドデザインのオフィスに少々浮かれ気味だった、天笠ゼミのメンバーたちですが、改めての共同研究の説明に思わず表情も引き締まります。

インフィールドデザインで共同研究を担当して下さる佐々木仰さんと、山口さんから自己紹介。

今年度のテーマになる社会課題は「小1の壁」。近年問題になっている、保育所・幼稚園と小学校の環境の違いによる子どもやその親への負担の総称です。今回のプロジェクトでは、まずその「小1の壁」に悩む当事者へのインタビューや、それが観察できる場所への丹念なフィールドワークによって、その「小1の壁」という経験の全体像について、具体的なエピソードから理解していきます。そして、その理解を各メンバーで統合するワークショップを開きながら、課題の解決を促すアイディアを考えていきます。「10年後・未来にに実現しているかもしれない技術・メディア」を前提にアイディアを考えるというところが、メディアを学ぶ天笠ゼミ的なポイントです。

社会問題をメディアと現場の視点から考えます

今回のミーティングでは、顔合わせとプロジェクトの全体像の説明の後、手始めにどんな当事者からお話を聞きたいか、みなでブレインストーミングをしてみました。

良い環境も相まって、ブレインストーミングも進みます
学生たちも短時間で鋭い視点を出してくれました。

これから、具体的にプロジェクトは動き始めます。その進捗については、この学科ブログや天笠ゼミのブログで随時ご報告していく予定です。(A.K.)