東京社会調査研修 農業体験実習(午後チーム)

6月3日、世田谷区桜丘の中杉玲子さんが営んでいる農園「中杉キッチンガーデン」にて、農業体験をさせていただきました。

東京社会調査研修の「東京の自然と農業を守る」という大きなテーマを踏まえ、実際に身体と五感を通して自然に触れあってきました。私たちが普段野菜を食べるまでに、どれだけの労力や苦労があるのか、それを知ることのできるいい機会でした。

小田急線の千歳船橋から徒歩10分程度のところにある中杉さんの畑には、都心の住宅街にあるとは思えないほど、ナスやピーマン、キュウリやシソ、トマトなどのたくさんの野菜が育てられていました。また、大きな紅葉の木もあり自然の日陰で休憩ができます(その日陰の下で温州ミカン100%ジュースをいただきました! めっちゃおいしい)。中杉さんの野菜は、近くの生協に卸しているとのことでした。また、農園のすぐ近くにある無人野菜販売機(セルフベンダー)による販売所からも100~200円で購入することができます。

野菜は、ほとんどが午前中に収穫されるそうです。土からの栄養が夜間に吸収されるため、朝の野菜が一番おいしい状態だということで、午前に収穫するとのことでした。中杉さんは、「お客様に一番おいしいものを食べてもらって、また私の野菜を食べたいと思ってもらえるように午前中に収穫します」とおっしゃっていました。

 

私たちは午後に行ったので、今回は野菜の種蒔きを中心にお手伝いさせていただきました。種子の種類によっては、パクチーのように、蒔く前に種子そのものをつぶして芽が出やすくなるようにする工夫があり、そんな小さなことまで毎日丁寧にしているということにとても驚きました。

 

お土産に、中杉さんの作ったキュウリをいただきました。とても新鮮でみずみずしく、癖になってしまうほどおいしかったです!

私たちがお手伝いしたのはたったの3時間程度でしたが、それだけでも筋肉痛になるくらい大変な作業でした。いつもは何も考えずに食べていた野菜には、それぞれ農家の方たちのおいしく育てるための様々な工夫や、野菜へのたくさんの愛情、そして日々の大変な労働が詰まっていて、その農家の方たちのおかげで私たちがおいしい野菜を食べられているんだ、ということを実感できた1日でした。今回の実習ですっかり農作業の楽しさにハマってしまった私たちは、個人的にもお手伝いしに行きたいと、今からワクワクしています♡

中杉さん、大江さん、堀さん、ありがとうございました!

(現代1年 T.Y、N.K.)