大学生と読売新聞が作る「キャンパス・スコープ」の活動について紹介します。
まず、キャンパス・スコープとは、様々な大学の学生と読売新聞が共同で制作している大学生新聞です。
私がキャンパス・スコープを知ったきっかけは、昭和女子大学で開設されている「現代女性の社会参加」という科目を履修したことでした。授業では読売新聞の女性記者の方に講義をしていただき、毎回様々なゲストスピーカーのお話が聞けます。その授業の初回でこの新聞が配布され、キャンパス・スコープと出会いました。
キャンパス・スコープの制作メンバーは編集部と広告部に分かれて活動します。編集部では記者として、大学生に響くような企画を自ら考え、取材をします。広告部では様々な企業に電話をし、広告を出稿してもらえるように営業をします。
私は2年生の11月から約半年間、広告部員として活動しました。毎週木曜日の授業後に読売新聞東京本社で会議を行い、他のメンバーと協力しながら1つの新聞を作り上げていきます。企業の方を相手にした慣れない電話掛けや、営業先での初めての名刺交換に、緊張の連続でした。しかし、これらはすべて社会人になれば当たり前にできなければならないことです。それを学生のうちにビジネスマナーとして実践的に身に着けることができる場所はなかなかありません。
私は入学当初から現代教養学科のメディア・スタディーズコースに強い関心がありました。キャンパス・スコープでは「ラフ案」、「ゲラ」、「入稿」、「校閲」といった業界ならではの言葉が飛び交っています。PRや広報、広告などメディア業界に興味がある私にとって、とても有意義な時間を過ごすことができました。
大学のキャリア支援センター資料室や地域の図書館などにも置いてあるので、ぜひ手に取ってみてください。
(現代3年S.Y)