6月11日と18日に、「活版印刷について知ろう、やってみよう!」というイベントが開催されました。
「図書館情報資源概論」の授業で登場した活版印刷機について知ろうという企画で、今回使用したのは、何とも愛くるしいミニチュアサイズの活版印刷機です。
自分で組み立てるところからやらなくてはならないので、皆さん説明書とにらめっこで悪戦苦闘していました。
私はと言うと、組み立ては他の人にお任せして162個の活字を切り離す係を担当しました。地道な作業ですが、思わず没頭してしまいました。
無事に組み立てが終わると、活字台に好きな活字を、インキ台に吸取紙を、そして印刷用の紙をセットし、インクをのせていざ印刷開始です!
ところが、これがなかなか上手くいきません。インクを活字に均等にのせることが難しく、所々印刷がかすれてしまったり。かと言って、インクを多くのせ過ぎると、今度は文字がつぶれてしまいます。結局、納得のいく仕上がりになるまで5、6回ほど試行錯誤を重ねました。
完成品は、よく見ると活字が少々曲がっていたり、印刷にむらがあったりするのですが、そこがまた味わいがあって素敵です。アナログな活版印刷の魅力に触れることができたイベントでした。
(N. O.)