ご無沙汰しております。鶴田ゼミ3年の筒井です。
花粉症の辛い時期なってきましたね。今年度は怒涛の1年でした。春の訪れを少しだけ寂しく感じます。
さて、先日、私たち鶴田ゼミのメンバー6名は、SAFE MISHUKU PROJECTのオンライン意見交換会を開催し、地域問題の把握と解決策について関係者の方々へプレゼンテーションを行わせて頂きました。
三宿四二〇商店会を中心した SAFE MISHUKU PROJECTは地域の協力を得ながら、三宿エリアの公共空間・まちづくりに関する具体的な問題解決を目的として活動しており、昨年はワークショップやまち歩きを通したレクチャーでお世話になりました。
これまでのリサーチから浮かび上がった課題点をもとに、私たちはAチームとBチームに別れて、解決策を考えました。
Aチームは、子供を抱えた保護者の目線から道路空間を観察し、幼稚園や保育園の送り迎えをする自転車ユーザーに対象を絞りました。車道走行や歩道走行に対する問題点を挙げていく中で、安全な交通空間の確保と空間利用の差別化が重要であると考えた私たちは、「幼児を乗せた自転車の優先道路の設定」を提案しました。
一方Bチームは、交通手段が制限された高齢者の目線から、移動手段の充実と楽しさを兼ね揃えた交通空間を目指しました。モビリティとして、歩行者や自転車と区別した運行レーンを走る集団スローバスを提案し、最終目標としてまちづくり最先端シティを設定しました。
オンライン意見交換会には世田谷区役所各課(都市デザイン課、公園緑地課、商業課)やモビリティ関連企業、道路関連企業、地域関係者など様々な方がご参加しており、多様な視点からのアドバイスをいただき、とても刺激を受けました。
プレゼンテーションをするにあたってメンバーとリサーチを重ねましたが、まだまだ視野が狭く、勉強不足だったのだと実感しました。まちを良くするためには、近隣施設に合わせた道路空間の設定が必要です。もっと周りや外の空間を見て、ここに何があったらどう生活が変わるのか、無くなってしまったらどのような不都合なことがあるのかなど、ものの意義や目的をはっきりさせると、解決策も見つけやすくなるのだと感じました。
頂いた意見をもとに提案のバージョンアップをしていきます!ご参加いただいた皆様、貴重なご意見を有難うございました!!
さて、春の到来が待ち遠しい今日この頃。
早くゼミのみんなとまちあるきを兼ねてお花見ができる日を願っています。コロナ感染の不安や自粛疲れなどあると思いますが、皆さんもご自愛ください。
〈鶴田ゼミ3年 筒井〉