【鶴田ゼミ】東京の水辺をEボートで楽しもう!

皆さんこんにちは!鶴田ゼミ3年の葛西です。
先日7月10日に行われた「亀島川みずべまつり」に参加してきました。
イベント内では、カヤック体験やSUP体験教室など様々な催し物が行われていましたが、私たちは「Eボート」という10人乗りの手漕ぎボート乗船体験のお手伝いをさせていただきました。

【亀島川から隅田川に向けてEボート体験】

このイベントが行われた亀島川は、水門で守られており、水辺に近い環境が用意されたとても恵まれた場所です。しかし、認知度が低く、利活用がまだ進んでいません。
水辺利用を通してその素晴らしさを実感し、魅力を発信することで、水辺活用をさらに進めていこう!という開催趣旨のもと、水都東京・未来会議が主催し「亀島川みずべまつり」は行われました。

【イベント開始前にスタッフで試運転!】

イベント本番の一週間前には、旧中川でEボートを漕ぐ練習を行いました。まずは、「NPO法人 川に学ぶ体験活動協議会(RAC)」の方から、Eボートを安全に乗るための講習を受けました。そこで、パドルの持ち方や、ライフジャケットの安全な着方、川に落ちた時の対処方法などを学びました。皆さんは水辺で遊ぶとき「落ちた時は泳げるから大丈夫!」と考えていませんか?実は水の中に落ちた時、自力で泳ぐのはとても危険だそうです。特に川の中で泳いでしまうと、岩などで手を切るなどの怪我をしてしまいます。水に落ちた時は、あまり動かず、浮いた状態で救助を待つことが大切です。

【イベント準備完了!】

そこで重要なのが、正しくライフジャケットを着用することです。ライフジャケットは、正しく着用したときに、頭だけが浮くような設計になっています。しかし、きつくベルトを締めずに着用すると、水に落ちた時ライフジャケットだけが浮いてしまい、脱げてしまったり、頭が浮かず呼吸ができない状態になってしまいます。ボートに乗る前は、ライフジャケットを持ち上げて肩がずり上がらないか、お互いに確認し合いました!

ちなみにEボートの「E」とはどのような意味が込められていると思いますか?

Exchange (人と人との交流)、Easy(簡単に)、Environment(水辺の地域や環境を考える)、Everybody(老若男女誰でも)、Enjoy(みんなで楽しく)、Education(青少年教育)など、さまざまな意味が込められています!

【お客様と一緒に乗船して出発準備】

イベントでは、予約してくださったお客様と一緒に、亀島川から隅田川までの約25分のコースを、河川周辺の自然を楽しみながら乗船体験を行いました。。Eボートは、誰でも簡単に乗船できるため、大人の方だけでなく、たくさんの子供たちも乗船してくださいました!

亀島川の両脇には、緑化のために「ヨシ」という植物が植えられています。また、川に入ってみると、様々な魚や生物を観察することができました。特に驚いたのは、川の中で「ミズクラゲ」というクラゲを観察できたことです。クラゲといえば海にいるイメージが強かったので、川でも生息していることに驚きました。

また、イベントの終盤には、スタッフとして参加していた他大学の方一緒に、2チームに分かれてEボート漕ぎ対決を行いました。全員で掛け声をかけながら本気でボートを漕ぎ、白熱した戦いとなりました!

【Eボート漕ぎ対決のゴールは水門手前の橋】

イベント終了後には、イベントに関わった皆さんとの交流会にも参加させていただきました。たくさんの方が「亀島川みずべまつり」の運営に関わっていたこと実感し、その一員としてイベントに携わることができたことを大変嬉しく思いました。

最後に、今回乗船した「Eボート」は、アクティビティの道具としてだけでなく、水害や水辺の事故などの緊急時にも活用されています。鶴田ゼミでは「三茶水かけ祭り」や、「SAFE MISHUKU PROJECT」、「世田谷地域交流ラボ」など様々な防災関連のプロジェクトに関わっています。今回のイベント参加を通して、「防災」と一口に言っても、様々な視点から防災活動に関わることができると実感しました。今回のイベント参加を、今後の防災プロジェクト活動にも生かしていきたいと思います。

(記事: 3年 葛西)