こんにちは!現代教養学科3年の水野真結です。
現代教養学科の学生は3年次からゼミに所属し、卒業論文の執筆に向けて学びを深めます。授業内容はゼミによってまったく異なり、ゼミごとの「色」が出ています。
今回は、私の所属する鳥越ゼミ(多元文化論ゼミ)の3年生前期の授業内容をご紹介します!
①輪読
見田宗介の『まなざしの地獄』を輪読し、自身の担当箇所に関するプレゼンテーションを一人ずつ行いました。プレゼン担当者は、担当箇所の要約に加え、疑問点や考察、批判したい点などを発表します。プレゼン後には、本や発表の内容についてゼミ生同士で議論しました。
事前に本を読んでいることを前提として授業が進められるため、念入りな準備は必要不可欠です。私自身、一冊の本をここまで真剣に読んだこと自体が初めての経験でした。分からない言葉が出てくる度に意味を調べ、関連する本や論文をあわせて読む中で、徐々に自分の理解が深まっていくことを実感しました。小さな成功体験を少しずつ積めたことは、自信にもつながりました!
②卒業論文の構想発表
「卒論どうしようかな発表」と題し、卒業論文で扱いたいテーマについて一人ずつ発表しました。まだ3年生前期なのに!?と思われるかもしれません。しかし、早いうちから卒業論文を意識することで、多岐にわたる学習においても自らの興味と結び付けて考えられるようになり、楽しく効率的に勉強することができます。何よりも、「私は既に卒業論文に取り組んでいる」という安心感を得られる点が大きなメリットです!
他の学生の前で発表し、さまざまな意見をもらうことで、それまでずっと一人で悩んでいたことが解決に向かったり、また新たな問いが生まれたりします。少人数で展開されるゼミの授業ならではの面白さです。
③卒業論文中間発表会への参加
4年生の先輩方が卒業論文の内容について発表する中間発表会に参加しました。自分の所属するゼミの先輩に加え、もう一つの異なるゼミの先輩の発表も聞くことができます。ちょうど卒業論文の内容をどうしようかと考えている身として、先輩方の卒業論文について知ることのできる機会は大変貴重なものでした。
現代教養学科の卒業論文は、テーマが本当に多種多様でとても面白いです。私も気持ちを引き締めて、良い卒業論文を執筆できるよう頑張ります。
最後に・・・
ゼミに入って驚いたのは、ゼミ生のみんなが自身の意見を想像以上にはっきりと示すことです。まとまっていない・オチのない発言も受け入れてもらえるため、自分の意見を話すことへの抵抗感がなくなりました。自分の意見を自由に話せて、それを他者に聞いてもらえること、他者が自分の意見に対して返答してくれることの楽しさに気づきました。
夏休みには、他大学のゼミと共に実施する社会学合同ゼミの開催が予定されており、鳥越ゼミの有志のメンバーが参加します。同じ学問を学ぶ他大学の学生と話すことのできる数少ない機会なので、今からとてもワクワクしています。まだゼミは始まったばかり。引き続き鳥越ゼミでの学びを楽しみます!
記事:3年 水野真結