こんにちは!現代教養学科3年の水野真結です。
鳥越ゼミ3年の有志の学生6名が8月31日、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催された社会学合同ゼミに参加しました。7校の大学から社会学を学んでいるゼミが集まり、大学混合のチームを組んでグループワークを行いました。
今回のテーマは「レトロ」。レトロという言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
喫茶店のクリームソーダやフィルムカメラなどの具体的なモノをイメージする方もいれば、「活気溢れる古き良き時代」といったイメージを連想する方もいると思います。
主に若者の間でレトロがブームになっている今、レトロとは何かを考えてみました。
はじめにアイスブレイクを行った後、明治大学の木村至聖先生によるミニレクチャーが行われました。お昼休憩を挟み、午後はグループワーク・プレゼンテーションを班ごとに実施しました。
グループワークのお題は「タイムトラベルもののドラマまたは映画の企画書を作ってください」というもの。レクリエーションのような楽しいお題ですが、その「答えのなさ」に戸惑い、ワークの序盤では沈黙が続いてしまいました。
しかし、同じ班の学生が積極的に意見を出す姿に触発され、たとえ拙いものであっても自分の意見を口にするよう努めました。
私たちの班では「レトロ」はモノのみに宿るものではないという点について議論が盛り上がりました。「現在に足りない何かを過去に追い求める感情」こそがレトロであるという結論に至り、グループワークのお題に答える上でもこのことを意識しました。
絶え間なく他者と繋がっている現代社会に疲れ、SNSから離れることを望む人々。便利な時代に逆行するかのようにフィルムカメラやアナログレコードを好む若者たち。
レトロブームの背景には、単純な「エモさ」だけでなく、こうした感情も潜んでいるのかもしれません。
グループワークの終了後には全6班が企画案を発表し、先生方からフィードバックをいただきました。他大学の学生や先生と交流する機会は少ないため、最初から最後まで新鮮な気持ちで臨むことができました。
最後の懇親会では、ごはんを食べながらゼミ生や先生方と親交を深めることができてとても楽しかったです。夏休みの素敵な思い出になりました。
記事:3年 水野真結