こんにちは!村井ゼミ3年の松原亜優です。
11月19日に日本民間放送連盟(千代田区)を訪問しました!
日頃、SNSを利用していると非公式の切り抜き動画が流れてくることはありませんか?「違法なのは分かるけど、見ているだけなら悪くない」「どこからが違法行為なのかが分からない」など、認識が曖昧になってしまっている人も多いのではないでしょうか。調べていくと、違法アップロードの視聴によって配信者が得をする仕組みになっていることや、信ぴょう性に関わるような情報を違法アップロードされることで公式そのものの立場が危うくなってしまうなど、多くの課題があることが分かりました。
日本民間放送連盟(民放連)さんは、日本の民放放送局で作る業界団体で、放送倫理水準の向上、放送事業を通じた公共への貢献、また放送業界内の問題を解決するためのルール作りなどを行っています。活動の一環として、違法配信の撲滅に向けた取り組みである「違法配信撲滅キャンペーン」を実施しています。
今回の訪問では、視聴者側に違法アップロードに関する知識を持ってもらうためのウェブサイト上に作成する教育コンテンツ案をプレゼンしました。民放連の皆さんが興味深そうに提案を聞いてくださったことが印象的でした。
また、民放連の方からは、違法アップロードに対してどのような取り組みをされているかのお話を伺うと共に、フェイク動画や民放コンテンツがYouTubeなどのプラットフォームに違法アップロードされている現状が、民放のビジネススタイルに影響を与えかねないというお話も聞くことができました。特に印象的だったのは、「広告主の経営層と営業の現場には認識の乖離があるようだ」と仰っていたことで、民放にとっての財源でもある広告主側と放送業界の意識が異なることに衝撃を受けました。
<感想>
たくさん準備を重ね、発表に臨みました。実際に啓発活動を行っている方々に新しい提案をお伝えするという緊張感はありましたが、学生の意見にも真剣に耳を傾けてくださり、とても印象に残る素敵な経験となりました。(3年・山岡)
学生の提案を直接聞いていただけるという貴重な機会をいただけて、大変勉強になりました。放送文化を守っていくためにも、違法アップロードをなくすことが必要で、そのためには、広告代理店やプラットフォームのあり方についても考えていかないといけないという新しい視点を学ぶことが出来ました。(3年・渡邊)
民放業界のルールなどをまとめている民放連さんを訪問してみて、違法アップロードを解決するためには1人でも多くの人が知識を身につけていくことが重要だと感じました。見るだけでも違法アップロードの促進に加担してしまっているという意識を持ち、SNSで流れてくる切り抜き動画を避けるなど、些細な行動によって違法アップロードを撲滅していくための一歩を踏み出すことが大切だと学ぶことができました!