こんにちは。鶴田ゼミ3年です。
2025年の年末も、街はイルミネーションやクリスマスの装飾に包まれる季節になりました。この冬も三軒茶屋では、心があたたかくなるイベントが開催されました。
12月7日(日)に「三茶にサンタがやってくる!2025」を開催しました。
「三茶にサンタがやってくる!2025」とは、世田谷の経済的困窮家庭の子どもたちにクリスマスプレゼントが届くようにと2020年から始まった「せたがやサンタプロジェクト」が運営するチャリティイベントになります。
私たち鶴田ゼミと本学科の「さんちゃを楽しもう!プロジェクト」のメンバーも実行委員に加わり、イベントの企画・運営、準備を進めてきました。
⇒https://sancha-santa.com/santa-ride/
今回も昨年に引き続き、「クイズウォークラリー」を担当、企画。
クイズウォークラリーは、マップやヒントをもとに世田谷線三軒茶屋駅近くの店舗や施設を周り、まちあるきを楽しみながら、各所の掲示されたなぞなぞに答えて、隠れたメッセージを探そうというイベントです。メッセージは、イベントの名物である「サンタ電車」。
世田谷線改札前の八角堂の前のスペースをスタートとゴールとし、全部で5箇所にそれぞれなぞなぞを掲示。今回のクイズウォークラリーでは、以下の5つの施設にご協力頂きました。
・いちびこ
・御菓子司 竹扇堂
・ブーランジェリー・ボヌール三軒茶屋店
・SANCHA3(サンチャキューブ)
・せたがや国際交流センター
どの施設もイベントの依頼を快く受けて下さり、ご協力のおかげで、イベントを成功させることができました。
5つの施設の関係者の方々に改めて感謝申し上げます。
クイズウォークラリーのカードには、子どもたちが自由に楽しめるよう ぬりえができるスペースを用意しました。また今回は、「サンタさんと写真を撮ってみてね」という呼びかけも行い、その思い出を残せるよう、カードには写真を貼れるスペースを用意しました。
この企画は、少しでも多くの子ども達にクリスマスを楽しんでもらい、三軒茶屋のまちを歩き回ることでもっと魅力を知ってもらうという目的で行いました。「せたがやサンタプロジェクト」を広く知っていただくために、子どもたちだけでなく、親御さんにも活動内容をご説明しました。多くの方に直接お伝えすることができ、プロジェクトの意義をしっかり届けられたと感じています。
当日は115名以上の方が参加してくださり、街のあちこちで子どもたちの笑顔があふれていました。なぞなぞに正解してぱっと表情が明るくなる瞬間、悩みながらも一生懸命考える姿、家族で協力し合いながら進む姿…。ひとりひとりの楽しむ気持ちが伝わってきて、試行錯誤して企画を練ってきて本当によかったと心から思える時間でした。
参加者の方へは、世田谷区産業振興公社制作の観光冊子や、ゼミ生が丁寧にラッピングした百日紅とスターチスのドライフラワー(本学の館山寮で栽培されたもの)、ぬいぐるみ・スクイーズ・お菓子などをプレゼント。子どもたちが「どれにしようかな?」と目を輝かせながら選んでくれる姿がとても印象的でした。
さらに今年は、ゼミ生7名が“三軒茶屋を歩くサンタクロース”として街に登場。サンタの姿で街を歩くだけで、子どもも大人も自然と笑顔になってくれて、三軒茶屋全体がよりクリスマスの温かい空気に包まれました。
そして、今年も世田谷線を貸し切って運行した「サンタ電車」では、車内いっぱいのサンタクロースたちが沿道の人に手を振りながら走行しました。事前に知っていた方はもちろん、知らずに電車を見かけた方も手を振り返してくださり、たくさんの笑顔と驚きの反応を見ることができて、私たちも嬉しかったです。
今回のチャリティイベントを通して、地域のあたたかさを改めて感じました。ウォークラリーの参加者の中には、「去年も来ました!」と声をかけてくれる方もいて、少しずつこのイベントが三軒茶屋の風景のひとつとして根付いてきていることを実感しました。こうした取り組みが、これからも長く続いていくといいなと思います。
そして何より、イベントに足を運んでくれたたくさんの方々と直接お話ししながら交流できたことは、私たちゼミ生にとって大きな学びであり、とても貴重な経験でした。イベント当日の運営にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
企画立案から当日の運営、地域の方々とのやりとりまでを経験する中で、教室では学べない多くのことを実感しました。
ご参加いただいた皆さま、募金にご協力してくださった皆さま、そして、協力してくださった店舗や関係者の皆さまに心から感謝いたします。
みなさま、どうぞ、素敵なクリスマスをお過ごしください🎄
(記事:3年 根本)