授業紹介【マスメディアと現代社会】元内閣広報官・吉田真貴子さんが語る「SNS/生成AI時代の政府広報」

こんにちは、現代教養学科3年の須藤です。

1月21日(水)の「マスメディアと現代社会」の授業では、先週のゲスト講義に続き、吉田真貴子さんにご講演いただきました。吉田さんは、これまでに内閣広報官や総務審議官、総理大臣秘書官を務められ、現在は昭和女子大学の客員教授も務めていらっしゃいます。
今回の講演では、SNS/生成AI時代の政府広報と、情報との向き合い方をテーマに貴重なお話を聞くことができました。

冒頭では、「Perception is Reality(認識されたことが現実になる)」という言葉とともに、事実が必ずしも事実通りに伝わるとは限らないこと、誤解なく情報を届ける重要性について説明してくださいました。発信者だけではなく、受け手である私たちにも情報を正しく受け止める姿勢が求められると感じました。

また、広報活動は政府や企業にとって不可欠であり、ステークホルダーに対する情報提供や対話を通じて信頼関係を築く役割を担っていることを学びました。政府広報は政策や取り組みを可視化するだけではなく、災害時や緊急時において国民の命や生活を守るために、迅速かつ正確な情報を届ける重要な役割を果たしています。

さらに、国際情勢が不安定な中で、日本の考えを海外に発信し、国際的な理解を得る「国際広報」の重要性についてもお話しいただきました。一方で、SNSや生成AIの普及により、誤情報や偽情報が広がりやすくなっている現状も指摘されていました。規制の難しさがある中で、最終的には私たち一人ひとりが情報の受け手として、情報に向き合い、正しさを見極める姿勢が重要であると感じました。

講演を通じて、政府広報は民主主義を支える基盤であり、国民の理解と納得を得るために欠かせないものであることを学ぶことができました。また、マスメディア中心の時代からSNS・生成AI時代に移行する中で情報発信の在り方が大きく変化し、一人ひとりの責任も変化していることを実感しました。今回の講演は、情報リテラシーやメディアリテラシーの重要性について改めて考える機会となりました。

吉田真貴子さん、貴重なお話をありがとうございました。