【特殊研究講座】WHY DRAG? なぜドラァグをやるの?-男女二元論と異性愛規範を問う-エスムラルダさん特別講義

みなさん、こんにちは!現代教養学科2年、CLA Reporters&Magazineの松崎瑛里・山本彩乃です。

5月27日(水)に現代教養学科の特殊研究講座が行われました。特殊研究講座とは、各分野の第一線で活躍されている専門家や実務家を特別講師として招き、通常の授業では扱わないテーマについて学ぶことができる特別な講座です。本日はその特殊研究講座の様子をレポートします!

皆さんは、「ドラァグクイーン」という言葉を聞いたことはありますか?「ドラァグクイーン」とは、派手なメイクと華やかな衣装を身にまとい、クラブなどのイベントでパフォーマンスを行うパフォーマーです。その名称は、ロングドレスの裾を「引きずる(drag)」ことに由来していると言われているそうです。今回の特殊研究講座では、 ドラァグクイーンで脚本家、俳優でもあるエスムラルダさんをお招きし、「WHY DRAG?なぜドラァグやるの? ー男女二元論と異性愛規範を問うー」というテーマで人生経験を交えながら、お話をしていただきました。

ご講演いただいたエスムラルダさん

講演では、LGBTQ+をはじめとする多様なセクシュアリティについて説明がありました。性別や恋愛対象は単純に男女で分けられるものではなく、人それぞれ異なる在り方があることを強調されていました。エスムラルダさんは、環境の変化や様々なコミュニティとの出会いを通して自身の性への理解を深め、自分自身を受け入れていったそうです。また、さまざまなセクシュアリティについてお話をいただきました。

パフォーマンスの様子

また、「なぜドラァグをやるのか」というテーマについては、ドラァグクイーンは単なる女装ではなく、社会の中で当然とされる「男性らしさ」「女性らしさ」を誇張し、問い直す表現であると語られていました。ドラァグメイクやパフォーマンスは、性別に関する固定観念や社会規範、当たり前とされている価値観を見つめ直すきっかけになるとお話されました。

学生を巻き込んだパフォーマンスの様子

講座の締め括りとして、学生を巻き込んだドラァグクィーンのパフォーマンスをしていただきました。会場全体が一体感に包まれ、パフォーマンスが進むにつれて自然と笑顔になり、学生は楽しそうに盛り上がっていました。エスムラルダさんのパフォーマンスから、ドラァグクィーンの持つ表現力や人を惹きつける力を実感する貴重な機会となりました。

最後に、エスムラルダさんは「たかが性、されど性」と述べられ、セクシュアリティはその人の全てではないが重要な一側面であると強調されていました。また、多様な人々が暮らす社会において、社会的に弱い立場の人にも優しい社会であることは、いつか自分や自分の大事な人を救うことにつながるかもしれない。その可能性を頭の片隅にとどめておいてほしいというメッセージで講座を締め括られました。

今回の講座を通して、自分らしさを大切にして生きることの重要性を改めて感じました。特に「多様な価値観を認める社会であることは、いつか自分を救うかもしれない」という言葉が印象に残っています。多様性の理解は、社会のためだけでなく、自分自身の将来にもつながる大切なことだと学びました。
エスムラルダさん、この度は大変お忙しい中、貴重なご講演をいただき本当にありがとうございました。

以上