現代教養学科2年の横井です。今回の「メディア・コミュニケーション論」では、昭和女子大学の卒業生であり、現在は日本経済広告社で活躍されている林かおりさんをお招きし、広告代理店の仕事についてお話を伺いました。また、林さんが実際に手掛けている仕事である、新聞の新しい形に関する企画を学生たちが林さんに向けてプレゼンテーションし、直接フィードバックをいただきました。
講義では、広告代理店の仕事のやりがいや、実際に働く中で感じるリアルについてお話しいただきました。自分の企画が世の中に出ることや、広告を通じて人の心を動かせることにやりがいを感じるというお話をいただきました。中でも特に印象に残ったのが、「たった1行、一言の自分の仮説が当たったときの快感」という言葉です。自分の考えが人の心に届き、実際の反応につながることに、広告の仕事ならではの面白さがあるのだと感じました。また、「広告」と聞くと華やかなイメージがありますが、実際には情報を集めたり、世の中の変化をキャッチアップしたりするなど、地道な仕事も多いそうです。広告代理店だからこそさまざまな業界に触れられる一方で、常に社会の動きにアンテナを張る必要があることも知り、広告の仕事に対するイメージが少し変わりました。
その後、私たちは事前に考えていた「NIKKEI REAL」というニュースアプリの企画を発表しました。林さんからのフィードバックで特に印象に残ったのが、「ターゲットとインサイトが一番大事」というお話です。私たちの班は企画を考える際、そこを特別に意識していたわけではありませんでした。しかし、その点を評価していただいたことで、広告のプロは企画を見るときに、こうした視点を大切にしているのだと初めて知ることができました。自分たちが何気なく考えていた部分にも、広告の仕事につながる考え方があることが分かり、とても興味深かったです。さらに、どんな学生に届けたいのかを具体的にすることや、なぜ今まで解決されなかったか、その背景まで考えることや、企画によって対象者の行動がどう変わるのかを考えることも大切だと教えていただきました。自分たちの企画をプロの視点から見てもらったことで、アイデアだけでなく、その先まで考えることが必要なのだと実感しました。こうした自分たちで企画を考え、現場で働く方からフィードバックをいただけることは、この授業ならではの面白さだと思います。自分たちが考えたものを現場の視点から見てもらうことで、授業で学んだことをより身近に感じることができました。
また、他の班の発表を通して、現代では「共有」というキーワードが、情報を広げるきっかけになると感じました。私自身もSNSで面白い情報を見つけると友達に共有することが多く、誰かに伝えたいと思ってもらうことが、人を動かす大切な要素なのだと思いました。
今回の講義を通して、広告は華やかなアイデアだけで成り立つ仕事ではなく、社会や人を知るための地道な積み重ねがあることを学びました。そして、企画へのフィードバックを通して、普段何気なく考えていることの中にも、プロが大切にしている視点があることに気づきました。これから企画を考えるときには、面白そうという発想だけで終わらせず、その先にいる人の気持ちや行動まで意識してみたいと思います。
林さん、貴重なお話と、現場ならではのアドバイスをありがとうございました!