2025年がはじまりました。国際日本学科のプログラムや開設準備の様子は、学科ホームページやInstagramでお伝えしてきましたが、長めの文章は「ブログ」にまとめることになりました。
ブログ最初の記事ですので、学科設立の背景について少しだけお話します。国際日本学科は、2025年4月、現行の「英語コミュニケーション学科」(英コミ)が、「国際教養学科」と「国際日本学科」のふたつの組織に改組することで生まれる学科です。制度上は、国際教養学科が「名称変更」で英コミの継続学科となり、国際日本学科は英コミから独立して、「新設」される学科と位置づけられています。
新しい2学科には、共通点と独自の特徴があります。一番の共通点は、基本カリキュラムに「昭和ボストン校留学」が組み込まれていることです。ハーバードとMITの所在地として知られるボストンは、海外留学の選択肢として理想的なアカデミック・シティーです。1988年の開設以来、多くの先輩が学び、日本文化発信の拠点として大きな役割を果たしてきた昭和ボストンへの留学を、2学科が連携して、より充実を図ります。
一方、帰国後の教育内容は、2学科それぞれの方向性が明確に現れます。国際日本学科では、「ジャパンスタディーズ」「異文化理解」「観光・地域創生」の分野で専門教育科目を設置するとともに、インターンシップとプロジェクト学習を重視します。アドミッション・ポリシーには、「国際的視点から日本の社会と文化に対する理解を深めたい人、実践知を磨き職業人として自立する志を持つ人」を募集すると定めました。学生ひとりひとりがキャンパスの内外で、学識とスキルを育て、国際化が進む世界に自信を持って踏みだせるよう応援して参ります。
学科のスタートはあと2ヶ月先ですが、一部の科目、インターンシップやプロジェクトは前倒しをして、現行の英語コミュニケーション学科で始まっています。春休みにも、国内ホテルでのインターンが実施予定です。折々の様子は、Instagramで報告をしますので、ぜひご覧下さい。
重松優(英語コミュニケーション学科准教授:国際日本学科所属予定)