本日ご紹介する卒業生は、神奈川県で学校栄養職員としてご活躍中の戸谷 瑞紀さんです。戸谷さんは、本学管理栄養学科の魅力を「手厚いサポートをしてくれる先生方と、素敵な仲間と一生の思い出となる濃密な時間が過ごせるところです!」と語ってくれました。
卒業後のキャリア
神奈川県に採用され、開成町立開成南小学校に5年間勤務したのち、現在は小田原市橘学校給食共同調理場(給食センター)、本務校は小田原市立下中小学校に勤めて2年目を迎えています。
現在の仕事内容
献立作成、発注、衛生管理、食物アレルギー対応、食に関する指導(食育)などです
管理栄養士として働く上で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?
「今日の給食おいしいよ!」と笑顔で食べている姿やそれを隣のお友達に話している姿を目にした時です。栄養バランスのよい食事の提供だけでなく、子どもたちの食べる喜びに貢献できていると実感する瞬間です。
本学の管理栄養学科で学んだ知識やスキルは、現在の仕事でどのように活かされていますか?
大学では、栄養学の基礎から卒業研究まで幅広い分野を学びました。現在の職場では、幼稚園児から保護者まで様々な年齢層に食育を行っていますが、対象に合わせたテーマで食育を企画する際、大学で学んだ知識が大きな助けになっています。
大学時代に最も印象に残っている授業や学びは何ですか?
化学実験です。自分の苦手分野だったので、予習して臨んでも上手くいかず、それでもペアの友達と試行錯誤しながら実験をしたのは今では良い思い出です。今でもその友達と会うと、「実験大変だったけど、楽しかったね」という話をします。
大学時代に経験したことが、今の自分にどのように影響を与えていますか?
大学時代に身に付いたフットワークの軽さが、小学校での仕事でとても役立っています.
この行動力は、専門職としてだけでなく、学校における様々な業務にフットワーク軽く積極的に取り組むことで、他の先生方や職員の方々との連携を深めることができています。大学時代と同じように、今も”フットワーク軽く”をモットーに仕事に取り組んでいます。
今後、管理栄養士としてどのように社会に貢献していきたいですか?
今後は、栄養教諭免許※を取得し、子どもたちの食習慣形成のファーストステップにより深く関わりたいです。
学校栄養士とは、栄養教諭や学校栄養職員として、小・中学校などで、学校給食の管理・運営や食育の推進を通じて、児童・生徒の健やかな成長をサポートする専門職員です。子どもたちの「心と体の成長」に深く関わることが出来る、非常にやりがいのある仕事です。本学では、公務員としての就職も積極的に支援しており、東京都をはじめ多くの首都圏の自治体に採用され、学校栄養士として活躍しています。
※栄養教諭免許とは、小学校、中学校、義務教育学校、特別支援学校などの教員として、学校給食の管理と食に関する指導(食育)を行うために必要な教育職員免許状(教員免許)です。