<日本の授業との違いはありますか>
大きな違いはスピーキングの練習が多いことです。日本では文法を中心に学んでいたのでドイツ語を使って自分の意見を言う場面が少なかったですが、語学学校の授業は先生に突然意見を求められたりするので最初はうまく自分の言いたいことが伝えられなくて葛藤していました。二ヶ月が過ぎて授業中に先生が使っているフレーズやテストに関係なくても新しい単語が出てきたら自分で単語帳を作ったり、クラスメイトが使っているフレーズや表現方法を真似したりしているうちに自分の意見を初めよりは抵抗なく言えるようになった気がします。日本やボストンで文法をやってきたおかげで遅れをとらずに授業を受けられています。五月から新しいセメスターが始まるので今度は正しい発音で話せるように練習をもっと積み重ねていきたいと思います。
<留学して感じた日本との違い、カルチャーショックを教えてください>
ドイツに来て二ヶ月が経ちましたが、ドイツの人は朝が早くて午後は家族と過ごしたり友達と遊んだりしている人が多くて驚きました。日本では平日の午後に家族で過ごしているのは珍しいと捉えられますが、ドイツでは当たり前です。また、日本はお父さんが朝から夜まで働いてお母さんが小さい子供と出かけているのをよく目にしますが、ドイツはお父さんが小さい子供を連れて外を歩いているのをよく見かけます。また語学学校の先生にもいますが、有給を一週間から二週間取るのが当たり前で、私のクラスの担当の先生もテスト前に有給を取っていました。ドイツ人は自分の時間を大切にしていて、仕事第一の日本人とは大きく違うなと思いました。
<イースターはどのように過ごしましたか>
イースターは授業もなく四日間休みだったので一日を使って日帰りでプラハに行きました。ヨーロッパの良いところは簡単に国境を越えられるところだと思います。プラハへはバスで行きました。プラハも街はイースター仕様になっていてたくさんの観光客がいました。チェコは独立して30年ほど経ちますが、まだ歴史的な建造物がたくさんあり、ドイツとはまた違う雰囲気を感じることができました。言語は全くわからないチェコ語でしたが、プラハは観光地のためか英語とドイツ語表記を街中で何度か見かけたり、値段もコロナだけでなくユーロ表記もしていたり、いろんな文化が混合していて面白いなと思いました。その日はイースター当日だったので市場ではたくさんの露店があり、賑わっていました。日本にはない、ヨーロッパで経験できるイベントを現地で過ごせてとても貴重な経験ができました。
☆R・M☆