※こちらは2020年1月時点の報告書で、現在は帰国しています。
<今年はどのように授業に取り組みたいですか>
昨年に引き続き、積極的な姿勢で取り組んでいきたい。アルカリングアの授業は、日本で受けていた授業に比べて規模が小さいこともあり、ひとりひとりが質問や意見を述べやすい環境になっていると思う。そして何よりも、先生からの投げかけに反応することの大切さを日々実感する。わからないものは「わからない」と言える勇気や、自分の意見をみんなに伝えようとする意力を常に持ち続けたい。また、前学期は毎週1回受講する文化の授業の自主学習がおざなりになってしまった部分があるので、今学期は力を抜くことなく言語の授業と同様に取り組むようにしたい。
<学生寮での生活を通じて、生活面や考え方などで何か変化したことはありますか>
私は寮の一人部屋で生活しているが、日本での生活に比べてひとりの時間が増えたことで、自分と向き合う時間が確保できるようになった。自分の好きなことは何か、自分の強みは何か、またその強みを活かせる仕事とは何か、将来についてより真剣に考えるようになったと思う。もちろん、同じ寮に暮らす友人の話を聞いて受けた刺激もある。自分と同世代の人たちが明確な夢や目標を持っているのを見て、私ももう少し自分自身に向き合う必要があると気づかされた。なんとなく外国で生活するのと、目標や目的をもって生活するのでは、同じ留学期間でも得られるものが全く違ってくるはずだ。新しい環境、新しい出会いによって自分の未熟さに気づけたし、留学のさらなるモチベーションアップにもつながったと思う。
<元旦とレジェス・マゴスはどのように過ごしましたか。また、新年の抱負を教えてください>
元旦は寮の友人たちと集まって新年を迎えた。12回の鐘の音に合わせ、鐘が1回鳴るたびに願い事をしながらブドウをひと粒食べるというスペインの年越しを体験した。それぞれの国のことばで「あけましておめでとう」を言い合うなど、とても貴重な思い出になった。2020年の抱負としては、自分の考えを行動に移していくことを目標に掲げたい。これまでスペインで過ごした時間の中でさまざまな影響を受け、自分の課題や改善点に気づくことができた。しかし、それらを改善するための行動実践はあまりできなかった。今年は口先だけではなく、しっかりと行動に移していきたい。また、私は留学を通して「変わる」ことにこだわってきたが、変わらないことの大切さも存在すると気がついた。いわゆる「日本人らしさ」というか、今まで日本で育ってきて培われた謙虚さや繊細さを失わないよう、大事にしていきたいと思う。そして、私たちは日本の「代表」になっているということをいつも念頭に置き、母国を良いかたちで紹介できる人でありたい。
☆M・W☆