※こちらは2020年2月時点の報告書で、現在は帰国しています。
<一番楽しい授業は何ですか>
タイソン先生の授業です。タイソンは、私たちがベトナムに来たばかりの頃からお世話になっている先生で、教科書で学ぶというよりも会話のなかから新しい言葉や文化を増やしてくれる授業スタイルを好みます。この数カ月で、ベトナム人らしい表現やベトナム文化を少しずつ植え付けてもらいました。雨の日はだいたい数分遅刻してくることを除いては、話が面白くて、奥さんと子供にやさしい、まさに「おしんの鏡」最高の先生です。また、ベトナム語の先生以外に卓球のプロとしての顔を持ち、私の卓球の師匠でもあります。休み時間に練習に付き合ってくれますが、どうしても勝てそうにないので帰国するまでに一回は強いスマッシュをきめて気持ち良く日本に戻りたいと考えています。
<週末はどのように過ごしていますか>
基本的には国内旅行、外国人の友人と言語交換、同居人とクッキング等をして過ごしています。何も予定がない日は、近所の行きつけのカフェ店員さんと朝から電話をして遊んだり、家の隣の隣にあるカフェの門番をしているおじいさんと世間話をしながら外で一緒にランチを食べたり、大家さんをお茶に誘ったり等、誰かしらに会ったり話したりして家に引きこもらないよう気を付けています。ベトナムは、世話好き・噂好き・話し好きの集りなので、暇なんだよね~というとその辺にいる人は見知らぬ人でもだいたい話し相手になってくれて聞いてもいないのに自分の武勇伝を自慢げに話してくれたり、時にはベトナム戦争に兵士として参加したエピソードを涙目で語ってくれたりします。面白いのが、話しをしているなかで、しだいに話の輪の中に人が増え続けて気づけば10人くらいの群れができてしまうようなことがあることです。オープンでフレンドリー、いい意味で適当な人ばかり。本当に飽きない国です。
<今月の大イベントは何ですか>
テトおわりに、ベトナム最後の楽園と呼ばれるフーコック島に行ってきました。白い砂浜にエメラルドグリーンの透き通った海を眺めながら飲むココナッツジュースが最高でした。泳ぐためのバカンスは初めてで、ゆったりのんびりと砂浜で横になって過ごす休日のすばらしさを知りました。たった一泊二日でしたが、吹っ飛ばされそうになるくらいの高速船で無人島をいくつか巡ったり、スキューバでサンゴを観たり、ホテルのプールから夕陽を眺めたり、すべてが最高で濃縮された思い出深い旅でした。
☆N・K☆