上海交通大学伝記センター長・教授、『現代伝記研究』編集長、前人文学院副院長劉佳林先生が2026年1月17~23日に本学を訪問しました。
その間、1月19日に「手術刀与布道文:晩清入華医学伝教士伝記中的身体、疾病与中国人形象(メスと布教言説――清末に中国へ渡った医療宣教師の伝記における身体・疾病・中国人像)」をテーマに、1月21日に「従『伝記」到『生命写作』:現代伝記研究的歴史与未来(『伝記』から『ライフ・ライティング』へ――現代伝記研究の歴史と未来)」をテーマにそれぞれ講演を行い、反響が大きかったです。
<国際学科教授:ボルジギン・フスレ(呼斯勒)>
今回の講義では、宣教師を通して西洋医学が中国に伝えられた歴史について学びました。中国にはもともと中医があり、身体を切開する治療法は一般的ではなかったため、西洋医学は当時の人々にとって非常に新しく、驚きと期待をもって受け入れられたことが印象に残りました。この講義を通して、医学は単なる科学技術ではなく、人々の文化や思想、さらにはメディアの影響とも深く関わって発展してきたものだと感じました。中国語で行われた講義は難しい部分もありましたが、医学の歴史を多角的に捉える視点を得ることができ、大変意義のある学びとなりました。
「自分のインスタとか日記とか、いつも普通にやっていることが何百年後には伝記になっているかもしれないと思うと興味深いと思いました。また、伝記の意味の広さにおどろきました」
「普段のインスタをあげることでもライフ・ライティングのライターになれると聞いてなんだか自分も歴史上の名人と同じ扱いですごいと思った。自分なりに日常を記録しておこうと思った」
などの感想がありました。
講師紹介
上海交通大学伝記センター長・教授
『現代伝記研究』編集長
劉 佳林
1996年南京大学大学院修士課程修了、修士号取得。
2002年南京大学大学院博士課程修了、博士号取得。
上海交通大学人文学院副院長等を経て現職。
専門は比較文学および文化交流史。
主な著書に『納博科夫的詩性世界(ナボコフの詩的世界)』(上海人民出版社、2012年)、共著に『外国伝記鑑賞辞典』(上海辞書出版社、2009年)ほか多数。