カンボジア王立プノンペン大学でクメール美術に関する国際文化交流が行われます。
場所 王立プノンペン大学 絆ホール
展示日程:2021 年8 月12 日ー16 日10 時00 分―15 時
シンポジウム日時:8 月15 日10 時00 分―15 時
ワークショップ・ポスターセッション日時:8 月14 日15 日10 時00 分―
展示日程:2021 年8 月12 日ー16 日10 時00 分―15 時
シンポジウム日時:8 月15 日10 時00 分―15 時
ワークショップ・ポスターセッション日時:8 月14 日15 日10 時00 分―
カンボジアの文化は宮廷文化と民衆文化に大きく分かれ、絵画、彫刻、建築、古典舞踊など多岐の分野にわたっています。アンコール時代の繁栄時には近隣諸国に多大な影響を与え、東南アジアの中核として担っていました。その後フランス植民地時代には「東洋のパリ」と称賛された美しい街並みが立ち並び、西洋文化も発展させながら、独自のクメール文化を保持した背景を持っています。1970 年代に国家の人口約800 万人中、約300 万人という文化人の多くがポルポトによって虐殺されました。その後約2000 年まで内戦に突入しクメールの伝統美術は崩壊、アジア最貧国に落ち入り結果クメール美術の再興はなされていません。すでに正確なクメール美術の知識や経験を持った人間が年老いており、急がなければ歴史検証と復活が不可能になってしまう背景があります。また復活させたくても現在のカンボジアは明らかな指導者不足であり、日本からの人的支援は大きな貢献といえます。現在カンボジアはプノンペンを中心に欧米文化を吸収しながら、急速な経済発展を遂げています。その結果、国家の独自性が弱まっていることを危惧しています。欧米とは違った文化を持つクメール的個性は、今後のカンボジアが世界の中でさらなる発展を成し遂げるために必需なものだと考えています。カンボジア現代作家による失われたクメール美術展2021 を開催します。