今年度最後のイベントである第5回グローバルセミナーを2023年12月20日に駐日フィンランド大使による講演会を開催しました。少しずつ、参加学生の感想を紹介していきたいと思います。
☆フィンランドと日本の男女格差に対する意識の大きな隔たりに、我々がすべきことはまだまだあると痛感させられた。 学校の給食費などインフラや衣食住といった、人間の根幹となる部分が公共機関によって支えられており、親の負担が軽減されているという点が印象的だった。さらに、習い事の送迎のほとんどは父親が行なっていること、専業主夫は一般的であること、また長時間勤務はすべきでないという共通認識があることなど、制度面はもちろん、フィンランドでは人々の意識にもきちんと男女平等が根付いていると感じた。多くのランキングで上位を獲得し男女平等がかなり達成されていてもなお、賃金やSTEM分野で格差が残っている点を大使自ら指摘し、現状に満足せずより良い社会を追求する様子に敬服せずにはいられなかった。日本でも少しずつだが確実に社会は変化してきている。次の世代に差別や偏見、格差を再生産しないために、そして全ての人が自分の人生をより豊かにそして自由に選択できるように諦めず種をまき続けることが必要不可欠だろう。(現代教養学科4年)
☆フィンランドについて調べていると「幸福度」という言葉に出会うことが非常に多かったのですが、今回の大使のお話を伺い、その理由を知ることができたと思います。フィンランドでは、医療や保障制度が整っていることや社会的な場において女性が活躍していること、また報道において自由が許されていること、そして国民に公的機関が信頼されていることなどが国民の幸福度につながっているということを学び、政府や機関を信用しきれない現状がある日本との違いを感じました。
特に印象的だったことは、フィンランドの親は仕事とプライベートを両立させやすく、成長期の子どもの側にいてあげることができるという点でした。現在の日本は共働き家庭が増えており、以前と比較しても親が子どもと同じ時間を過ごすというスタイルは減少しているように感じます。一部例外を除き、多くの子どもにとって親と同じ時間を共有できることは、子どもの幸福度が高まることにつながるのではないかと考えました。また、ご自身の子育ての経験をお話してくださったり、我々と丁寧にコミュニケーションを取ってくださったりする大使のお人柄も非常に印象に残りました。今回のグローバルセミナーに参加して、女性でありながらフィンランドという一つの国を代表して外国で大使を務めている姿に勇気をいただくことができ、非常に貴重な経験となりました。(現代教養学科4年)
特に印象的だったことは、フィンランドの親は仕事とプライベートを両立させやすく、成長期の子どもの側にいてあげることができるという点でした。現在の日本は共働き家庭が増えており、以前と比較しても親が子どもと同じ時間を過ごすというスタイルは減少しているように感じます。一部例外を除き、多くの子どもにとって親と同じ時間を共有できることは、子どもの幸福度が高まることにつながるのではないかと考えました。また、ご自身の子育ての経験をお話してくださったり、我々と丁寧にコミュニケーションを取ってくださったりする大使のお人柄も非常に印象に残りました。今回のグローバルセミナーに参加して、女性でありながらフィンランドという一つの国を代表して外国で大使を務めている姿に勇気をいただくことができ、非常に貴重な経験となりました。(現代教養学科4年)