アカデミック・サロンとは、当研究所の所員研究員および客員研究員による研究紹介と交流を目的にしています。
第5回目の今回は、村松先生に「ベトナムの地元飯! ベトナムのローカルフードの魅力について」ご紹介いただきました。
2024年9月にベトナムのティエンザン省を訪問し、現地の方が一般的に食べている食品やお祝い事の際に振舞われる食事メニュー、来客のためのおもてなしメニューなどのレシピ、特徴などを調査した。ティエンザン省文化スポーツ観光局、ゴーコン市文化情報室、文化スポーツ放送センターの皆様からご推薦いただき、レストランや地元食堂・屋台、食品製造所などに調査にご協力いただいた。
エビの発酵調味料、海老せんべい、ミルク煎餅、ヌードルスープ(ブン・スオン・ビット)、総菜入り揚げパン、黒鶏料理、生春巻き、シジミ料理、魚つくねのかぼちゃ花被揚げ、エレファントフィッシュ揚げ、うなぎ煮込み、各種鍋料理などベトナム国外ではまだ知られていないものや地域の食習慣が強く反映されたものまで、幅広いジャンルの食品、調理品に出会うことができた。例えば、生春巻きは、日本でもよく食べられる代表的なベトナムフードであるが、今回の調査先では、紫蘇、サクラタデ、ツルムラサキ、香菜、シカクマメ、スターフルーツなども入り、付けダレにはエビの発酵調味料マムトムチャーを付けて食べるというスタイルであった。フォーは、日本で知名度も高く人気もあるが、実はベトナムではブンという米粉からつくられる押し出し麺がよく食べられている。しじみのココナッツバインカインは、タピオカ麺のもちもち食感が美味しく、シジミをココナツミルクとシンプルな味付け仕上げた日本でも好まれるであろうメニューである。エレファントフィッシュ揚げは、最近はSNSなどでも見かける映える外観の一品である。うなぎも郷土料理として食されている。日本とは異なり、ぶつ切りにしたウナギに、レモングラス、チリソース、味の素、ヌクマム、コショウ、塩を加えて味付けしたもので、ご飯が進む一品でした。
今回の調査でカイベ―、ゴーコン地区の伝統や慣習に根差した様々な料理や食品に出会うことができた。これらに対して、国内外の視点で感じられる魅力や価値について地元の方々や行政機関の方々と意見交流でき、大変充実した調査となった。







