2026年2月18日、国際文化研究所にて公開研究会を開催し、藤原整先生にご発表いただきました。
本研究
会では、1980年代から2020年代にかけて撮影されたブータンの写真資料を事例に、デジタルアーカイブ化の過程で直面してきた課題や試行錯誤について共有がなされました。膨大なデータの整理・保存・公開方法の検討、費用や運用体制の問題など、実務的かつ継続的な課題が具体的に示されました。
情報社会をご専門とする藤原先生だからこそ、単なる技術的な整理の問題にとどまらず、データの管理や公開をめぐる社会的背景や制度的課題についても多角的な視点からお話を伺うことができました。写真資料からは時代の変化を読み取ることができますが、その背後にある社会の変容について具体的な説明を加えていただいたことで、資料の意味がより立体的に理解され、大変示唆に富む内容となりました。(写真:首都ティンプー近郊の田園風景。2023年 発表者撮影)
国際文化研究所は多様な分野の研究者が集う場ですが、各分野で蓄積される研究データをどのように保存し、整理し、活用していくかは共通の課題です。本研究会はその課題を分野横断的に考える貴重な機会となりました。今後も継続的に勉強会を開催し、分野横断的な議論を重ねていきたいと考えています。