- 2004年6月7日
ティエンザン省 チャン氏祖堂
JICA開発パートナー事業で行った最後の家屋修復事業。ティエンザン省はメコン流域の大富豪の洋館が点在している。この洋館の一つを修復候補としたが、日越の二国間協力でフランス洋館を修復するのは適切ではない。洋館のファサードを外して、本来のフエ風の木造ファ […]
JICA開発パートナー事業で行った最後の家屋修復事業。ティエンザン省はメコン流域の大富豪の洋館が点在している。この洋館の一つを修復候補としたが、日越の二国間協力でフランス洋館を修復するのは適切ではない。洋館のファサードを外して、本来のフエ風の木造ファ […]
JICA開発パートナ事業最終年は、南部ティエンザン省と北部タインホア省を対象とした。タインホア省ファン氏祖堂も拝殿部分が大きな庇部分となっているが、ナムディン省ダン氏祖堂とは異なり重層式梁となり一つの型として成立していた。
廃墟となり屋根が落ちた状態の建物で、今回のJICAパートナー事業で選定しなくては滅失してしまう建物であった。水平梁がないチャム族に一般的な住居の架構を、本格的な木造の架構形式として成立させており建築史的にも重要で、またデザインとしてもたいへん美しい。
JICAパートナー事業2年目。南部ドンナイ省とこの北部ナムディン省を対象とした。省として集落全体を保存する計画であることを評価し、この建物を修復対象とした。拝殿となる庇部分が大きな弧を描く斜梁となっていて一つの型として成立している。
JICA開発パートナー事業初年度2番目の家屋修復事業。実は、トゥアティエンフエ省フエ市キムロン18番の大官の家が候補であったが、政府に対し複雑な立場があって辞退され、急遽詳細を把握していたホイアン旧市街から町家とは異なる邸宅を選び修復した。ベトナムで […]
JICA開発パートナー事業で行った最初の家屋修復事業。創建年代が明確で建築史的に重要な意味があること、素朴だが木柄が太く彫刻も丁寧で、文化財としての価値から選定した。修復後、ハノイに近いこともあって周辺にレンガの2~3階建てのペンシル住宅が建て込み、 […]
昭和女子大学国際文化研究所紀要 Vol.7/2001 「ベトナム伝統住居の体系的研究ー所在調査と意匠技法の編年ー」 ベトナム政府との調整の上で6省を選定、「ベトナム木造民家保存技術移転プロジェクト」で実施する各省1件の伝統木造民家の選定理由、修復の […]
2000年から始まるJICA開発パートナー事業の初年度で、大学でただ1校、知的支援分野でも唯一採用され、ベトナム6省で古民家の修復工事を実施、その工事を教材に文化財修復技術移転を行えることになりました。既にベトナム各地で伝統木造民家の調査を実施してお […]