- 2003年4月5日
ドンナイ省 タンバン村張氏祖堂
廃墟となり屋根が落ちた状態の建物で、今回のJICAパートナー事業で選定しなくては滅失してしまう建物であった。水平梁がないチャム族に一般的な住居の架構を、本格的な木造の架構形式として成立させており建築史的にも重要で、またデザインとしてもたいへん美しい。
廃墟となり屋根が落ちた状態の建物で、今回のJICAパートナー事業で選定しなくては滅失してしまう建物であった。水平梁がないチャム族に一般的な住居の架構を、本格的な木造の架構形式として成立させており建築史的にも重要で、またデザインとしてもたいへん美しい。
JICAパートナー事業2年目。南部ドンナイ省とこの北部ナムディン省を対象とした。省として集落全体を保存する計画であることを評価し、この建物を修復対象とした。拝殿となる庇部分が大きな弧を描く斜梁となっていて一つの型として成立している。
JICA開発パートナー事業初年度2番目の家屋修復事業。実は、トゥアティエンフエ省フエ市キムロン18番の大官の家が候補であったが、政府に対し複雑な立場があって辞退され、急遽詳細を把握していたホイアン旧市街から町家とは異なる邸宅を選び修復した。ベトナムで […]
JICA開発パートナー事業で行った最初の家屋修復事業。創建年代が明確で建築史的に重要な意味があること、素朴だが木柄が太く彫刻も丁寧で、文化財としての価値から選定した。修復後、ハノイに近いこともあって周辺にレンガの2~3階建てのペンシル住宅が建て込み、 […]
昭和女子大学国際文化研究所紀要 Vol.7/2001 「ベトナム伝統住居の体系的研究ー所在調査と意匠技法の編年ー」 ベトナム政府との調整の上で6省を選定、「ベトナム木造民家保存技術移転プロジェクト」で実施する各省1件の伝統木造民家の選定理由、修復の […]
昭和女子大学国際文化研究所がベトナムで推し進めてきたホイアン街並み保存プロジェクトは、この度UNESCO Asia-Pacific Heritage Awardを受賞しました。2001年2月、ホイアンで開催された授賞式に国際文化研究所のチャンマーク先 […]
ベトナム古都ホイアンの世界遺産登録(1999年)に際し、人見楠郎理事長からチャンマーク先生に昭和女子大学功績教職員表彰が授与されました。チャン先生はホイアン街並み保存プロジェクトが発足した1990年代初期から国際文化研究所の一員として活動しています。 […]
1999年のホイアン世界遺産登録を記念し昭和女子大学創立80周年記念事業として、2000年10月に世界遺産ホイアン展を開催。文化庁長官のご訪問などありTV新聞で多数取り上げられ、日本におけるホイアンの知名度アップに貢献した。2023年秋にはこれの続編 […]